【2020年】コロナ禍でのクリスマスディナー
皆さんこんにちは、そしてメリークリスマス!
例年ならイタリア中にメルカティーノと呼ばれるクリスマスの雑貨やお菓子を売っている出店があったり、多くの人でにぎわうクリスマスも、今年2020年はコロナ禍のため少し寂しい雰囲気に包まれています。24日のクリスマスイヴからイタリア全土でレッドゾーンに指定されていて、2021年1月6日まではスーパーや薬局を除いてお店も閉まり、移動制限が行われます(12月28、29、30日、1月4日はオレンジゾーン)。
そんなちょっと寂しいクリスマスだからこそ、クリスマスディナーはいつものクリスマスどおりお腹いっぱい食べなくちゃ!ということで、今回は一緒に暮らしているパートナーの叔母さんが腕を振るってくれました。そんな今年のクリスマスのメニューを紹介したいと思います。
まず前菜は小エビのカクテル(Cocktail di gamberi)。叔母さんが大好きでお祝いごとの前菜には必ず作ってくれる一品です。そのほかにもロシア風サラダ(Insalata russa)、あさりの白ワイン蒸し(Sauté di vongole)、カリフラワーのマリネサラダ(Insalata di rinforzo)、モッツァレラチーズと生ハム(Mozzarella e Prosciutto crudo)など前菜だけでもたくさんの料理が並びました。
パスタはいろいろな種類の貝をふんだんに使ったスパゲッティ。
ナポリでは魚介のパスタを食べるのがクリスマスの習慣で、家庭によってはエビやメカジキを使ったパスタなども多く作られます。ナポリではお祝いの席に魚介類は必須の食材なのです。
メイン料理はフリットミスト!
ナポリ風コロッケからはじまり、エビやイカなどの魚介のフリット、カルチョーフィやズッキーニ、ナス、カリフラワーなどの野菜のフリットなど盛りだくさん。さすがに量が多すぎて半分以上が次の日に持ち越しになりました。笑
メインを食べ終わったらテレビを観たりカードゲームをしつつ少し休憩。クリスマスディナーは長丁場なので、こうして休みながらごはんを食べます。
そして0時が近づいてきたらいよいよドルチェタイム! イタリアのクリスマスを代表するお菓子・パネットーネや、ナポリのクリスマス菓子の代表格であるストゥルッフォリ、パスティエラなど、これでもかとお菓子がずらっと並びます。
これでも例年に比べてやっぱり量は少なめ。親戚一同が集まるいつものクリスマスと同じようにはいきませんね。何はともあれ、今年もこうしてクリスマスを迎えることができたことが本当に感謝です。
もうすぐ年が明けて新しい年がやって来ますが、たくさんいいことがある年になることを願っています。
それでは皆さん、よいお年を!
BUON ANNO!
筆者
イタリア特派員
じゅん
ナポリの持つカオスで活気のある雰囲気と、そこに住む熱い人たちに魅了されて永住を決意。
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