女人高野・慈尊院①:弘法大師空海のお母さんのお寺

公開日 : 2021年04月03日
最終更新 :

大河ドラマ「真田丸」で有名になった和歌山県九度山町には、

弘法大師空海のお母さんゆかりのお寺「慈尊院(じそんいん)」があります。

高野山参詣の玄関口として多くの参拝者が訪れるお寺です。

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弘法大師空海は、816年(弘仁7年)高野山開創の際に

九度山の雨引山麓に高野山の表玄関として伽藍を創建し、

高野山の政所を置いて高野山への宿所ならびに冬期避寒修行の場とし、弥勒菩薩を本尊としました。

弥勒菩薩の別名を「慈尊」といい、

明神を祀る「丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)」と合わせて

「慈尊院」と呼ばれるようになりました。

(丹生官省符神社については次の記事でご紹介します。)

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当時の高野山は女人禁制でした。

弘法大師空海の母公は、息子の空海が開いた高野山を一目見ようと

讃岐国多度郡(香川県善通寺市)からはるばるやってきましたが、

高野山が女人禁制であったため、麓にあるこの慈尊院に滞在して弥勒菩薩を篤く信仰していました。

弘法大師空海は、母公に会うためにひと月に9回(ほど頻繁に)慈尊院を訪ねたので、

この辺りに「九度山」という地名がつけられました。

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母公が亡くなられた際、弘法大師空海は弥勒菩薩の霊夢を見て、

自作の弥勒仏と母公の霊を祀ったといわれてます。

その後、弥勒菩薩を熱心に信仰していた母公が本尊に化身した

という信仰が盛んになり、慈尊院は女人結縁の寺として知られるようになりました。

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子宝、安産、育児、授乳等を願って「乳房型絵馬」を奉納したり、

髪をお供えして病気平癒を祈ります。

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慈尊院は有吉佐和子の小説『紀ノ川』の舞台になっており、

この乳房型絵馬も登場します。

次回に続きます。

■アクセス ・住所:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832 ・参拝時間:8:00〜17:00 ・駐車場:あり(門前に数台) ・公共交通機関: 南海高野線「九度山」駅から徒歩20分、 「橋本」「妙寺」駅よりアクセスバス臨時運行

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