以前カミラ妃が住んでいた家、今は「ピンクフロイド」ニック・メイスン氏が所有する屋敷の庭園オープンデー体験記
先月チャリティーイベントに参加しました。場所はチャールズ皇太子と再婚したカミラ妃が、最初の夫パーカーボウルズ氏と結婚していた頃に住んでいた屋敷の庭園。
そして現在の持ち主はイギリス史上に残るロックバンド「ピンクフロイド」のドラマー、ニック・メイスン氏です!

屋敷の名前はミドルウィック・ハウスで、もとは18世紀に建てられたもの。イギリスには古いマナーハウスやお城など一般公開しているところが多いので、それだけならすごくユニークとは言えませんが......。

ニックさんが所有する見事なクラシックカー&レーシングカーのコレクションが、惜しげもなく展示されている点が見逃せないんですよ!

ちょっと例を挙げただけでも1927年製ブガッティ35B、1957年製マセラッティ250F、1960年製フェラーリ250GTOなどなど。車好きにはもちろん、車なんてよくわからない私が見てもその貴重さは明瞭なものばかり。

ごついレーシングカーだけじゃありません。かわいいピンクの車には後部に「フロイド」と書かれてて、つい笑っちゃいました♪

ヘリコプターの操縦もするニックさん、自家用機も当然あります!

入場料金やグッズ売り上げなどが、すべてウィルトシャー救急ヘリ隊とウィルトシャー警察の老人家庭警備活動に寄付されるイベント。今年2021年は5万2000ポンド(約800万円)が集まったそうです。

カフェやハンバーガーなどの飲食販売テントもあり、すてきな中庭にあるテーブルでゆっくり休憩できたのもよかった!

広大な庭園には古いチャペルや井戸があるかと思えば、バラ園や野菜畑、テニスコート、大きな温室のような屋内プール、馬やロバなどのいる牧場も。

とにかく広い敷地なので、半日かけて散歩するのにピッタリ。来場者には小さな子供連れやワンコ連れもたくさんいて、思い思いに楽しんでいました。
昨年はコロナで中止になったけれど、その前の2019年も2018年も盛況だったこのチャリテーイベント。来年も開催される可能性が大いにあるので、興味のある人は記事末尾のリンクを来年になったらチェックしてみて。

公共交通機関で行くのは難しい場所にあるためマイカーやレンタカーが必要ですが、ロンドンから約2時間のドライブで到着。とても有意義な一日を過ごせるチャリティーイベントでした!

筆者
イギリス特派員
小野雅子
在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!
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