【ジョージア】色づくラチャ・レチフミ①~オニ村までのマルシュルートカ
ジョージアの山岳地帯、ラチャ・レチフミ地方(以下ラチャ)の拠点のひとつであるオニ村へのマルシュルートカ(乗り合いヴァン、マルシュ)の情報はなかなか見つかりませんでした。
トビリシのディドゥベ・ターミナルで複数人に尋ねても、「今はない」という答えが返ってきます。
8時発というネット情報を頼りにディドゥベ・ターミナルに行ってみると、9時発のマルシュを発見。
チケット売場の係員から、毎日9時発の便があるとの情報をもらいました。
![001.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/656505a1558bd7e8bfc1e97af6d2950e65f80ea9-thumb-730xauto-573279.jpg)
↑オニ村行きマルシュのチケット売場(画像中央の5と書いてあるカウンター)。
![003.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/4c767250b049e0b075d412c76f7b2deb0fd27e89-thumb-730xauto-573281.jpg)
↑ほかのマルシュの行き先も撮っておきました。
![002.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/e0b602ff129ca64710101af9c2266faec1bfa8c2-thumb-730xauto-573283.jpg)
↑「オニ」のジョージア語表記。
ラチャはまだ日本人旅行者にはなじみ薄い地域ですが、ジョージア人の間では有名。
コロナ禍のこの時期でもマルシュは満員でした。
折しも2021年9月末に、サチヘレ~オニ村間は新道が開通したばかり。
旅がはるかに快適になったという会話が、運転手と乗客の間で飛び交います。
![004.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/7534fea7a5519c0849a6884cf829cbe479990f6f-thumb-730xauto-573285.jpg)
↑チケットを買ってレシートを渡します。
トビリシからオニ村へ向かうには、サチヘレやチアトゥラ行きと同じルートをたどります。
サチヘレ手前の高原地帯で小休憩を取ったあと、マルシュはサチヘレの糸杉並木に入っていきます。
もう何回もここは通りましたが、いつも感傷的な気持ちになります。
ジョージア国内でも私が指折りに好きな風景です。
![006.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/2faef34d3d8a8b6a2a5339f043c074f001fab650-thumb-730xauto-573287.jpg)
↑サチヘレ手前の休憩所付近。
![005.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/9aae52e2845219e5d318484e3d9c46411b244c27-thumb-730xauto-573289.jpg)
↑サチヘレの糸杉並木。
サチヘレを過ぎるとマルシュは北に進路を変え、新道に入っていきます。
この時期、この辺りの山岳地帯は紅葉真っ只中。
舞い降りる「黄金吹雪」が新道の開通を祝っているようでもあります。
![007.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/7fd9d70c3389ee3bccc23189d4096995f0d1a9ff-thumb-730xauto-573291.jpg)
↑開通したばかりの新道。
![008.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/8b44bab8404aa70a63eb877adf115c41787dba2c-thumb-730xauto-573293.jpg)
↑新道脇の紅葉。
この新道はシュクメリ村も通ります。
シュクメリ村は、日本でも有名になったシュクメルリの発祥の地。
ジョージア人の間でもこの事実は有名であるようで、「ここがシュクメリ村だ」と運転手が解説すると全員が一斉にそちらを振り向きます。
このシュクメリ村付近で、初めて雪山が顔をのぞかせました。
![009.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/dbedd459aac566cf74ed70af823a9e3da2494d8f-thumb-730xauto-573295.jpg)
↑画像の中央右がシュクメリ村。
その後下りルートに変わると、色づく山々はパノラマの景色に。
ローギアのエンジンブレーキ音に混ざって後ろの座席から「ラ・ペレビ(なんという色だ)」という驚嘆の声が上がります。
![010.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/79392e15219005ebe5c7a22cdac4dcbc93440a3f-thumb-730xauto-573297.jpg)
↑この辺りから下りルートとなります。
10月中旬のラチャ紀行は、現地に到着する前にすでにひとつのハイライトが用意されていました。
オニ村までは約4時間、13時頃の到着となりました。
![011.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/tbilisi/assets_c/2021/10/3db291aaed91de4be6f5103b51b0bd4e43415fba-thumb-730xauto-573299.jpg)
↑オニ村のマルシュ発着場所となる広場。
【必要な持ち物(10月中旬時点)】
・飲料水を入れる大型ペットボトル 1~2本
・日射病/熱射病対策、日焼け止めクリーム
・個人的に必要な食糧や物品
・冬用の上着 1着
※この後の記事で書きますが、オニ村にはコンビニ、スーパー、ATMなどがあります。
しかし必要なものは事前準備するとよいでしょう。
【ジョージア語の表記と発音】
・なんという色だ
რა ფერები(ა).
(ラ・ペレビア/ra perebia)
【マルシュ情報】
トビリシ→オニ村
・日時: 毎日 9:00 メトロ・ディドゥベ駅前ターミナル発
・運賃: 25ラリ(チケット売場でチケットを購入)
オニ村→トビリシ
・日時: 毎日 8:00バス停到着/8:30出発 オニ村中心部広場発
・運賃: 25ラリ(後払い)
※この時期のマルシュ情報は流動的なので、最新情報をその都度確認することが必要です。
↑ディドゥベ・ターミナルの乗り場はこのマップのピンの付近、上の画像のチケット売場のところです。
↑オニ村からのマルシュの発着場所。
1ラリ≒36.4円(2021年10月21日現在)
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