アルザスを離れてデザインの国際見本市「メゾンエオブジェ」2022年へ① 日本出展社の紹介
フランス アルザスを離れて
3月にパリで開催されたデザインの国際見本市、
メゾンエオブジェへ行ってきたので、その時の様子を少しご紹介します。
メゾンエオブジェとは1995年にパリで誕生し、インテリアとデザインのトレンドを世界に発信し続ける国際展示会です。
日本のデザイン関係の人たちには有名な展示会で、通常年に2回、1月と9月に開催され、1月展ではJETROの支援もあり、多くの日本の出展社が参加します。
しかしながら、このご時世で、2020年1月から2021年9月までの回は中止となり、今年も本来1月開催予定だった回が3月に延期に。
通常日本からは多くの出展者、来場者がいるのですが、今回は日本からの出展は20社もなかったよう。
数年前に『模様替え』をして、カテゴリーが変化したため、それが分かりやすいと言う方もいれば、分かりにくいと言う方もいるようです。
まずは日本関連ブースの紹介です。
こちらは青森県ブース。青森の伝統工芸などを中心に6社が一緒に出展。残念なことに、このご時世で青森から企業の方々は来られなかったのですが、間に入っているパリにある日本商品を扱うお店が出展していました。
展示はブナの木を使った照明などを生産しているブナコや再生ガラスを使っているガラス製品。
また青森と言えばリンゴですが、リンゴの木を使用した製品、そして刺し子などの製品が出展されていました。
そしてプレシアス京都という名で出展していた京都市ブースでは、繊細な製品が並びます。
東京都からの出展も。
そして日本のデザイナーさんが2社と協力して出展されていたブースもありました。
多くの注文が取れたとお話されていました。
お弁当がヨーロッパでは流行っているので、こういったわっぱのお弁当箱なども人気だったそうです。
またチームラボの照明系の展示会も開催されていました。
地図を見ると、今までと同じくらいの規模に感じられるのですが、廊下や展示スペースが広くなっており、カフェなど休憩スペースもいくつか増えていたので、やはり出展者数は以前より減少している印象でした。
それでもこういう展示会がまた開催できたことで、ほんの少しまた今までの生活に戻って来ているのかもしれないと思うことができます。
個人的にはスペースが広くなって歩きやすくなっていたし、休憩スペースや車の展示など、ゆったりした雰囲気が良かったんじゃないかという印象がありました。
初日に1万2千人の来場者があったと運営者がお話していましたが、やはり来場者は通年よりは減少している印象はありました。こんなご時世でしたが、意外と海外からの来場者もおり、フランス語だけではなく、英語やイタリア語、スペイン語も聞こえて来ました。
まだまだ不安定な情勢が続いていますが、少しずつ日常が戻ってきているんだと思います。
筆者
フランス特派員
Coquelicots
アルザス地方のカフェ巡りとワイナリー巡りが好きで、アルザスワインPRの仕事をしつつ、アルザスの魅力をお届けできればと思っています。
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