【ジョージア】2022年秋・テラヴィ③~町内散策
テラヴィでは、半日かけて町中を散策しました。
テラヴィの一番の見どころはバトニ城塞とその周辺だと言えるでしょう。
↑バトニ城塞。
バトニ城塞は17世紀に、カヘティのアーチル王がグレミからテラヴィに住まいを移したことにより建てられました。
「バトニ」とはジョージア語で主(あるじ)の意味なので、主の城塞です。
バトニ城塞の周辺にはきれいに整備されたカヘティ・スタイルの家々が並びます。
↑きれいに整備された地区。
バトニ城塞の東側にはエレクレ2世の像。
エレクレ2世はテラヴィで生まれ、18世紀にカヘティを統治した人物で、カヘティ町民の心に残っている人物です。
この像のある場所が展望スポットとなっており、北側に広がるパノラマを見渡すことができます。
↑カヘティのパノラマ、オマロ村は画像左端の雲の中。
テラヴィは高台になった町で、北側に広がる山々の景色も見どころ。
私が2020年に訪れた山岳地帯のオマロ村もそろそろ初雪が降る頃。
この日も雲に隠れていました。
↑プラタナスの古木。
エラクレ2世像から東側に入ったところに樹齢900年のプラタナスの古木があり、ここも観光スポットとなっています。
このプラタナスの古木は蘇生するのが難しく、枯れていくのを見守るしかないとのこと。
観光客たちが幹のまわりに手を回していました。
バトニ城塞の南側にはテラヴィ劇場。
この区画にも整備された町並みが広がっています。
↑テラヴィ劇場、そしてバルコニーが印象的な建物。
少し奥に進むとナディクヴァリ公園があります。
古い遊園地がある公園で、ここも展望スポットとなっていました。
↑ナディクヴァリ公園。
バトニ城塞から10分ほど歩くと、テラヴィの中央市場があります。
この時期は名物のぶとうなど、秋の収穫物が並びます。
↑テラヴィ中央市場。
中央市場から東側にあるヴァルディシヴィリ通り周辺にはシャワルマ店やケバブ店が複数あります。
食事はこの周辺で済ませました。
↑ヴァルディシヴィリ通り。
↑シャワルマ。
【注意事項】
カヘティ地方を観光する際に注意すべき点は犬です。
これはジョージアのほかの農村地帯でも言えることですが、カヘティ地方にも危険な犬がいます。
町の中の犬が攻撃してくるケーズはまれですが、少し町を離れると気性の荒い犬も散見されます。
民家の犬でも威嚇したり噛みついてくる場合があります。
自分は護身用に枝や杖を持ち歩いていますが、今回も西側の農村地帯は犬が危険だと判断して途中で引き返しました。
ジョージアで犬が危険であることは認知して、必要と感じれば護身用の杖などを持つことが必要だと言えます。
↑プラタナスの古木の手前にあるヴァフヴァヒシヴィリの塔。
↑古い民家も多く残っています。
↑歩道のタイル模様も印象的。
【ジョージア語の表記と発音】
・主 (ბატონი/batoni)
・アーチル王 (მეფე არჩილი/mepe archili)
・ナディクヴァリ公園 (ნადიკვარის პარკი/nadik'varis p'ark'i)
・ヴァフヴァヒシヴィリの塔 (ვახვახიშვილების კოშკი/vakhvakhshvilebis k'oshk'i)
↑バトニ城塞。
↑プラタナスの古木。
↑ナディクヴァリ公園。
↑テラヴィ中央市場。
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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