北海道日高エリア~春を感じる子馬の季節

公開日 : 2023年02月17日
最終更新 :

朝9時過ぎに札幌を出発し、日高自動車道を経由し日高町厚賀まで。そこから日高町の海岸沿いを走り、「海日高」の景観を楽しみつつ、日高町で開催していたイベントへ向かいました。

日高自動車道を進むうち、日高町に入ると、高速道路からも牧場が見え、サラブレッドもあちこちに見え始めました。

そして高速道路を降りて、日高町厚賀エリアに到着。
まだ雪がたっぷり積もっている札幌に比べると、まるで春のような景色です。
道路に雪はなく、運転しやすい環境です。

そしてまぶしい春のような太陽の下、太平洋を臨みます。

このあと、海の幸(ツブ串やホッキ貝焼き)、山の幸(日高ジンギスカン焼うどん)などをイベント会場で楽しみ、日高町をゆっくりドライブしながら札幌をめざすことに。

「旧JR日高線日高門別駅」(日高町門別本町)から、一路平取町方面へ向かって走っていると、次から次へと牧場が現れてきます。

そういえば、馬産地として有名な日高町。
この時期は、子馬が生まれる季節です。

1月から出産シーズンが始まるそうですが、いつもこの辺りをドライブするのは4月。
その頃には、たくさんの子馬を目にするのですが、出産シーズンが始まったばかりのこの季節、子馬に巡り合えるでしょうか。

子馬はまだこれからのようです。

きっと出産を控えている牝馬は、神経質になっているかもしれません。
柵から離れた道路から、音をたてないようにひっそりと眺めてみました。

意外にも、お母さん馬たちが何頭もこちらへ寄ってきました。
なかなか動こうとせず、じっとこちらをみつめているので、馬たちを刺激しないよう、その場を静かに立ち去りました。

辺りはずっと牧場が続いており、車を走らせながらものんびりと過ごしている馬たちを何頭も目撃することができました。
それでも、子馬はなかなかみかけません。

そうこうするうちに、かわいい馬たちを発見。
遠目に眺めていると、この馬たちはミニチュアホースのようです。
干し草を食んだり、そのうえで日向ぼっこをしたり。
子馬ではありませんでしたが、かわいらしい馬を見ることができました。

あちこちでサラブレッドを見て、久しぶりの馬見学に満足していましたが、子馬は半ばあきらめかけたとき、とうとう見つけられました。
正真正銘の子馬です。
まだ寒いので、子馬は馬着(ばちゃく)を着ています。

母馬にぴったり寄り添い、飛び跳ねたり、ほかの子馬に近寄ったり。
母馬も絶えず子馬のようすを気にかけながら過ごしています。

日高エリアは、車を走らせるだけで牧場が道路の両側にあり、車の中からサラブレッドを目にすることができます。
そして2月のこの時期、子馬を見ることもできました。
海日高の雪の少なさにも春を感じましたが、子馬はさらに春の予兆を感じさせてくれました。

これからの季節は、子馬を見かけるチャンスは、さらに多くなってくると思います。
まだ雪が残る牧場のサラブレッドを見ながら走るドライブは、北海道らしい解放感あふれる風景を満喫できるドライブになります。

ただ、この時期は出産を控える牝馬が多く、近づいて触れようとすることはもちろん、牧場の放牧地へは決して入らないでください。
ぜひのんびりドライブで、車窓からのどかな牧場の光景を楽しみましょう。

日高エリア

アクセス
新千歳空港から車で約1時間
札幌から車で約1時間30分

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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