卵不足が深刻化するカリフォルニア。サンフランシスコ1月中旬の様子

公開日 : 2023年01月20日
最終更新 :
筆者 : Katie M

クリスマス直後から続いた大気の川が遂に落ち着き、3月18日から青空が復活したサンフランシスコ、現地ではここ3週間ほど卵が手に入りにくい状態が続いています。今週のサンフランシスコの様子をレポートします♪

3週間続いた嵐が過ぎた週

クリスマス直後から、大型の大気の川がカリフォルニア州全土の上空を通り過ぎた関係で、3週間ほど雨が続いたサンフランシスコ、3月18日、東太平洋にある強力な高気圧が西海岸に接近していることから、今週後半からは青空が続きそうです。

雨に慣れない土地柄、今回の嵐でサンフランシスコ近郊では、浸水、土砂崩れ、地盤沈下などが相次ぎ、今回の嵐で大きな被害が出ています。

深刻な卵不足が続くカリフォルニア

カリフォルニア州ではここ3週間ほど卵不足が続いています。これは、鳥インフルエンザ、インフレ、そしてカリフォルニア州が新たに制定したケージフリー法の影響が重なったことが原因とされます。卵の値段が高騰し、特にベイエリアは卵の値段が2倍になったとの報道もあります。鳥インフルによる被害は、鳥が成長するまで続くとされこの問題が落ち着くまで数ヶ月かかるのではと言われています。

また、2022年1月1日に施行されたカリフォルニア州のケージフリー法も、カリフォルニア州で特に価格が高くなる一因となっています。州法AB1437では、州内で販売されるすべての卵は、ケージフリーの鶏舎で飼育された鶏のものでなければならないと定められました。その結果、カリフォルニア州の食料品店が卵を仕入れることができる販売者の数が減り、値上がりする事態を引き起こしたとされています。

今週のカリフォルニア州の感染状況

今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイト によると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は1121人。先週の2349人から、今週は減少しています。

11月2日から1月10日までの10万人における感染者数は10人。陽性率6.1%。先週と比べるとかなり落ち着いた数値になっています。陽性率は特に、久しぶりに一桁台になっています。

COVID-19ワクチン接種状況

サンフランシスコ市の公式ウェブサイト によると、今週の5歳以上を対象としたCOVID-19接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は89%。カリフォルニア州全体のワクチン接種率は72.5%。先週と比べて変化はありません。

州の公式サイト によると今週の段階で、サンフランシスコ郡のオミクロン変異株対応のブースター接種率は38.3%。カリフォルニア州全体の摂取率は22.9%と、追加接種に関しては今週も僅かに増加しています。

最後に

このコラムを書いている2022年1月19日現在、LA times の統計 によると、サンフランシスコの感染者数は20万4,806人。感染による死者数は1,123人。先週の20万2,943人と比べると今週の増加数は3,683人、1日の平均感染者数は526人です。今週は統計の問題か、増加数が急増していますが、一時的なものかもしれません。

過去1週間の陽性率平均は8.1%・10万人における感染者数は11.4人。こちらの数もカリフォルニア州と同じく減少傾向が続いています。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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