インドネシア・コモド島旅行記録(後編)

公開日 : 2023年01月28日
最終更新 :

こんにちは、長野です。

少し間があきましたがコモド島旅行記(後編)の観光&旅のアドバイスです。
バリ島からの2-3日のツアーで行く人が多いため、
コモド島だけに行く旅行情報がなく苦労しました。
旅行を予定されている方の参考になれば幸いです。

クルーズ&アイランドホッピング

コモド島旅行の醍醐味はおそらくクルーズ船なのかなと思います。
というか、それ以外にあまり何もないかな。
日帰り~5泊6日、船のグレード、どの島に行くかにより様々なプランがあります。

【船中泊プラン(乗合)】
1泊~5泊ぐらいのプラン
大きな規模の船で、15人ぐらい乗船
スケジュールはツアー会社が決めたものに従う
1人一泊 IDR 2,000,000~5,000,000ぐらい
3食付き
ドミトリールーム(シャワー&トイレは共有)
プライベートルーム(シャワー&トイレあり)
*ホットシャワーの場合とそうでない場合がある
*エアコンがある部屋とない部屋がある
インドネシア人や欧米人のバックパッカー、若者が多い
3泊以上であればおおよそ近郊の島は全部回れる

【船中泊プラン(プライベート)】
1泊~5泊ぐらいのプラン
小型の船やスピードボートが多く8人ぐらいまで
泊数と人数によるがIDR 20,000,000~150,000,000(4人で2泊~5泊の場合)
*船のグレードによりかなり違います
1日3食付き
ベッドルーム(2~3つ)エアコン付き
ホットシャワー&トイレ
家族・友達グループが多い
プランは自由に決められる

【日帰りプラン(乗合)】
ツアー会社に申し込み指定の時間場所から乗船
*早朝6時ぐらいの出発が多いです
1人IDR 1,300,000~1,800,000ぐらい
最低乗船人数が決まっていることが多い(3人~15人ぐらい)
ランチ付き(ないプランもあり)
ツアー会社に決められたスケジュールだが、ポイントになる島はカバーされている

【日帰りプラン(プライベート)】
ツアー会社に申し込み宿泊するホテルの近くで乗船
IDR 5,000,000~10,000,000ぐらい
ランチ付き(ないプランもあり)
船長にお願いし好きな島に行け滞在時間も自由

*ちなみにAYANAホテルのスピードボートプランあり。
日帰り・ランチ付きで1人USD500++だったと思います。
ボートもかっちょいい素敵なボートですw
ご予算ある方はこちらぜひお試しください

私たちは日帰りプラン(プライベート)を選択しました。
船中泊もチャレンジしたかったのですが、
子供が夜中に病気、急な悪天候で船が揺れる(転覆)・・・
ということで心配だったので今回は断念。
宿泊はAYANAにし、プライベート日帰りのボートを
夫の知り合いを通じて申し込みました
1日IDR 5,000,000で食事なし、シュノーケリング道具あり
朝7時~夕方16時ぐらいまで
AYANAホテルの桟橋まで迎えに来てくれるので助かりました
5~6人で乗るスピードボート(とても簡易な)です
1日では行きたいポイントをカバーできなかったので
追加でもう1日レンタルしました

後で現地の人に聞いたりしたのですが、1日IDR5,000,000は
最安値ということでした、お友達価格だったのかと思います。
ご興味ある方はプロフィールにある私のメールに
連絡をくだされば船長さんの電話番号お知らせします。
メール: ayako.nagano@jac-recruitment.com
シュノーケリングのポイント、ウミガメのポイント、マンタポイント
よく知っていて、とても親切で安全運転でした。
ミネラルウォーターとフローレス産の緑のバナナ(これがうまい)
子供たち用にお菓子を用意してくれてました。

家族の顔初公開でお恥ずかしいですが、私たちがレンタルしたボートはこんな感じ。
サバイバル感満載ですが楽しかったです。
家族の顔初公開でお恥ずかしいですが、私たちがレンタルしたボートはこんな感じ。
サバイバル感満載ですが楽しかったです。
コモド島のピンクビーチが有名なのですが、
実はこの近辺のビーチはすべてピンクなんですよね。
赤いサンゴ礁が砕けて砂と混ざってこんな素敵なピンクに。
コモド島のピンクビーチが有名なのですが、
実はこの近辺のビーチはすべてピンクなんですよね。
赤いサンゴ礁が砕けて砂と混ざってこんな素敵なピンクに。
コモド島定番の遠近法を使った撮影。
実際はコモドと5メートルは離れています(それでも怖いですけどね)
コモド島定番の遠近法を使った撮影。
実際はコモドと5メートルは離れています(それでも怖いですけどね)
私作のコモドドラゴン、結構顔はかわいいんですよね。
スケッチブックを持って行っていたので。
私作のコモドドラゴン、結構顔はかわいいんですよね。
スケッチブックを持って行っていたので。

コモド島に入って入場料を支払っている最中に
回りに大きなコモドが4-5匹集まってきましてw
えええ!いるじゃん、普通に。って感じでした。
トレッキングしてやっと見られるのかと思ったら、
この日は海岸に来ているコモドが多かったようで(甲羅干しらしいです)
トレッキングせずともコモドをたくさん見られてとてもラッキーでした。
入場料はまだ値上げしていなかったので、ローカル価格(ITASあればOK)で
大人二人IDR 700,000ぐらいだったかなと(大事な事をメモしていない)。
子供(9歳と7歳)は無料でした。その他近くの島への入場料も込みですので
すごい高いかというとそうでもないかもです。
値上げするとおそらく10倍ぐらいになる、という話なのでみなさんお早めに!

コモドを見られたのは本当にうれしかったのですが、それよりも感動は海です。
(水中で撮影できるカメラがないので写真なく残念なのですが)
ウミガメがいるビーチでは本当に何頭ものウミガメと一緒に泳げ
カラフルなサンゴ礁と沢山の熱帯魚、サメやエイにも会えました。
私が一番感動で涙したのはマンタの群れに遭遇できたときです。
おそらく10~12匹いたと思いますが、カーペットのような
大きなマンタたちが優雅に羽ばたくように泳いでました(涙)しかもかなり近くでw
これはやばいです、マンタポイントは少し遠いですが絶対行った方がいいです!!!
私はダイビングができないのですが、シュノーケリングでも十分楽しめます。

写真がないので、私の絵でご勘弁ください。
このままの感じでしたけどねw本当に海のスケールが大きくて、マンタが大きくて感動しますよ
写真がないので、私の絵でご勘弁ください。
このままの感じでしたけどねw本当に海のスケールが大きくて、マンタが大きくて感動しますよ

Labuan Bajo内の移動

Labuan Bajoはとっても小さな町ですので、正直これと言ってすることはありませんw
お土産屋さん、レストランも限られてますし、Alfamartが2~3つ、スタバとKFCが一つずつという感じ。
タクシー会社もGojekもまだなく、Grabが一部のサービス(Grab BikeとGrab Food)を展開しているだけです。
基本ホテル内で食事なども完結させるのが前提かと思いますが、
町散策、ちょっとローカルフードも試したいという方はぜひチャレンジください。

【白タク】
タクシーもアプリ配車もないので
ホテルの前で待っている白タクに乗るしかありません。
料金はドライバーと交渉ですが、現地相場がすでに決まっていて
片道IDR 100,000から下がることはありませんでした。
つまり往復IDR200,000は確実にかかります。
ちなみにAYANAホテルから町まで片道10分の距離・・・高いなあ。

【レンタカー(運転手付き)】
1日IDR 800,000~1,000,000ぐらい
インスタやFBなどで情報探せます
簡単な英語はできる人が多いよう

【レンタルバイク】
1日IDR 250,000~300,000ぐらい
インドネシア旅行上級者向けですw
こちらもインスタやFBなどで情報あります
私たちも1回レンタルしました
町散策程度であればバイクでもいいかも、という感じ

町にある港です、近くに魚市場があり見学に行きました。
カラフルな魚が並んでいて面白かったです。
町にある港です、近くに魚市場があり見学に行きました。
カラフルな魚が並んでいて面白かったです。
早朝は出店があって朝食を買い求める地元の人で賑わっていました。
早朝は出店があって朝食を買い求める地元の人で賑わっていました。

お土産

お土産屋さんも限られていますが、ここがまあまあ品揃えよかったです。
前編でご紹介したレストラン(Warng Flores)の隣なので食事のついでに立ち寄れ便利。
空港の真ん前です。チェックインして時間が余っている人は空港から歩いて行けると思います。
お土産屋さんも限られていますが、ここがまあまあ品揃えよかったです。
前編でご紹介したレストラン(Warng Flores)の隣なので食事のついでに立ち寄れ便利。
空港の真ん前です。チェックインして時間が余っている人は空港から歩いて行けると思います。
フローレス島はバティック(ろうけつ染め)ではなくイカット(染織物)です。
カラフルでかわいいですよね。
写真盾はAYANAホテルから頂いたお土産です。
せっかくなので布でも買おうかと思ったのですが、5万円~10万円と高いので今回は断念しました。
糸を染めて織る作業は1枚の布を仕上げるのに1カ月ぐらいかかるそうでその値段も納得です。
一つぐらい奮発して買えばよかったかな~
フローレス島はバティック(ろうけつ染め)ではなくイカット(染織物)です。
カラフルでかわいいですよね。
写真盾はAYANAホテルから頂いたお土産です。
せっかくなので布でも買おうかと思ったのですが、5万円~10万円と高いので今回は断念しました。
糸を染めて織る作業は1枚の布を仕上げるのに1カ月ぐらいかかるそうでその値段も納得です。
一つぐらい奮発して買えばよかったかな~
場所
KADOBAJO
住所
Jl. Yohanes Sehadun, Labuan Bajo, Kec. Komodo, Kabupaten Manggarai Barat, Nusa Tenggara
電話
+62(0)821-4697-0988
OPEN
8:00~22:00
IG
https://www.instagram.com/kadobajo/?hl=id

おすすめの夜景スポット&カフェ

ジャカルタに戻る前夜、ホテル近くのカフェに行ってみました。
夜景がとてもきれいということでIGで発見。
ホテル併設されているカフェで、感じのいいお店でしたね。
もし1人とか友達同士でのバジェット旅行だったらここにステイもいいかも、と思いました。
フローレス産のコーヒーもいただけますよ。

夜景はあまりきれいに撮影できないのですが、テラス席から町の港が見えてきれいでした!
夜景はあまりきれいに撮影できないのですが、テラス席から町の港が見えてきれいでした!
場所
Escape Bajo (Brew, Bite, Bed)
住所
Jalan Binongko, Labuan Bajo, Kec. Komodo, Kabupaten Manggarai Barat, Nusa Tenggara Tim
電話
+62(0)822-3532-6699
OPEN
7:00~22:00
WEB
https://www.instagram.com/escapebajo/?hl=id

旅のアドバイス

いくつかありますのでカテゴリーに分けてご案内します。

【スケジュールの組み方】
私たちはジャカルタに戻る日は決めずに(変更可能なチケット)行きました。
雨季ということもありあまり天気が良くない日もあったのですが
10日の滞在で2回アイランドホッピングができ、
AYANAホテル前のビーチでシュノーケリングしたり
カヌーに乗ったりとかなり満喫でした。
ただ、海で遊ぶ以外することがなく(子供たちはホテルのキッズクラブが
楽しかったようですが)10日でも少し長いかなと感じました。
乾季でいつでも海に出られる時期であれば、3日あれば十分かもしれません。
少しゆっくり、という方でも5日で十分かもしれません。

【予算】
私の感覚ですが、バリ島旅行の2倍予算が必要かなと思います。
今回私たちもまったく贅沢な旅行ではなかったのですが、
最終的に一人当たり17~20万円ぐらいかかった計算になりました。
ホテルのグレード、船のグレードによるところが大きいですが
フローレスは物価が思ったより高く(物はジャワ島・バリ島から輸送)
観光ビジネスしかないので、観光客・外国人からしっかり収益を得ています。
このあたりは仕方ない、という感じですね。
短期で贅沢するか、長期でサバイバルな旅にするか。という感じでしょうか。

【用意したほうがいい物】
・水着はラッシュガード(全身カバー)*日差し強すぎ
・ビーチソックスかビーチシューズ*ビーチはサンゴと石が多いので裸足はキケン
・日焼け止めクリーム
・ウィンドブレーカーやパーカー*雨の日・夜用。ボートでの風よけ
・フェイスパックシート
・洗濯物干し(小物を干すピンチ)*毎日水着を干すのにかなり役に立ちました
・インスタントラーメン、レトルト食品、おやつ*夜食(ホテルの周りに何もない)
・現金*イーマニーがまだ普及してない。チップを支払う機会が多い。
・常備薬*特に子供用は必ず

真っ黒になって楽しみましょう。
真っ黒になって楽しみましょう。

アドバイスもまだいろいろあった気がしますが、思い出したら追記していきます。

コモド島旅行は念願だったこともあり、大満足の旅となりました。
美しい海と島、優しいフローレスの人々(見た目は怖いですけど)
インドネシアは本当に素晴らしい国だと再確認しました。
一方で、コモドがいる海岸や、ウミガメが泳いでるところにも
たくさんのゴミが落ちていて本当に悲しくなりました。
自然や動物を守る大切さ、地球温暖化について話をしたり、
海岸のゴミを一緒に拾ったり、サンゴ礁の植林を見たり、
子供たちにとってよい経験になったのではないかと思います。

フローレスの伝統家屋がある地域(Labuan Bajoから車で片道5時間)や
クリムト山(3色の湖がある場所、近くの町まで飛行機でないと無理かな)
フローレス島内の観光も行きたかったのですが、子供の体力を考え今回は断念。
また次の機会にと思いながら、インドネシアには他に行きたい島いっぱいあるしな~
これで一旦コモド旅行記は終わりです。

フローレス&コモド島、絶対おすすめなのでみなさんもぜひ行ってみてくださいね!

筆者

インドネシア特派員

長野 綾子

現地ジャカルタより最新レストラン情報、旅行、生活に役立つ情報を発信中。

【記載内容について】

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