【岡山】一獲千金?つちのこの里で未確認生物「つちのこ」を探そう ~赤磐市旧吉井町~

公開日 : 2023年02月22日
最終更新 :
筆者 : mami

こんにちは。岡山特派員のmamiです。
今月は赤磐市の旧吉井町エリアをご案内していますが、車で県道美作岡山線を走るたびに、とっても気になる標識があります。
普段は気になりながらも素通りなので、旧吉井町をご案内するには「ここは外せないのではないか」という事で行ってみましょう。

 この標識です。「つちのこ」ってご存知ですか?
 古代の文献「古事記」や「日本書紀」にも出て来る未確認動物(UMA)のひとつで、ヘビに似た胴の中央部が膨れた生物です。
 この地域では以前から目撃情報がありましたが、田んぼの草刈をしていた方が、頭はドラえもんに似た蛇にのような生物と遭遇し、草刈り機の一撃で水路に逃げ込んだもの、その後近所の主婦が死がいをみつけ、丁重に葬った…というのです。
 このニュースは地元新聞社やテレビ局にとりあげられ、地域の話題だけに終わらず、吉井町からは生け捕りをした人には懸賞金までつけることになりました。2000年に見つかったので懸賞金2000万円がかけられ、1年経過するごとに1万円懸賞金の額もあがっていくと聞いていました。

標識に従って県道美作岡山線を西に入り、道なりに進んでいくと道が徐々に狭くなり、次の標識が出てきました。
標識通りに橋を渡ります。
2000年に見つかった時、この地域は赤磐郡佐伯町でしたが、その後近隣の町と合併し赤磐市となっています。(今でも懸賞金がついているのか?)下世話なことを考えながら進みます。

橋から直ぐの民家の塀沿いに、人相書きのついた「手配書」がありました。
「生け捕り 賞金二〇二三万円」と書かれています!
一時のブームで終わったのかと思っていましたが、手配書には「赤磐市」の署名もあり、23年経った今でも懸賞金はかかっていました。
つちのこの特徴は、いびきをかく、まばたきをする、蛇行しないで前後に真っすぐに進む…などとあります。蛇に似ているけど蛇とは全く違う特徴ですね。

念のために赤磐市のHPを検索してみると、吉井支所の市政情報に「つちのこ情報」というものがありました。
👉 赤磐市公式サイト

手配書のすぐ傍には、雰囲気のいいお堂が建っていて、なにか地図のようなものが見えます。

発見現場の地図でした!
先ほどのお堂の手前の田んぼが発見現場です。他にも遭遇したという場所がありますね。行ってみましょう。

ここが地図にあった遭遇現場です。標識には発見現場とありますね。
ごく普通の里山の田んぼの冬景色です。蛇に似た爬虫類ならば、冬眠中でしょうか?

再びお堂の方へ戻ってくると、祠のようなものが見えてきました。

ここが「つちのこ」といわれる生物のお墓だそうです。なかなか立派ですね。
これから暖かくなる4月ごろからが目撃シーズンだそうです。蛇や蜥蜴が得意な方は一獲千金をめざしてつちのこを探してみませんか?とはいえ、万葉の昔から文献に残り、日本各地に残る「つちのこ」の言い伝え、もしかすると環境の変化で絶滅危惧種になってしまった生物かも知れませんね。尺取虫のようにクネクネ歩き、尻尾をくわえて転がったり、まばたきしたり、いびきをかいたり…。つちのこの里を探訪したら、愛らしい生き物に思えてきました。

住 所
岡山県赤磐市黒沢
電話番号
086-954-1183(吉井支所 市民生活課)
公式サイト
赤磐市公式HP

筆者

岡山特派員

mami

岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。

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