【イタリア】ボローニャのメイン広場・ピアッツァマッジョーレを紹介①

公開日 : 2023年04月23日
最終更新 :
筆者 : 望月 唯

ボローニャのメイン広場には歴史的な見どころがたくさんあります!
中世やルネサンスの美しい建物を写真におさめるのももちろんですが、ぜひ建物もチェックしてみてくださいね。
本日から数回に分けて広場にある建物を、ボローニャ生まれのイタリア人ピアニスト・マルコのガイドと共に紹介されていただきます。
本日は外観の写真を紹介します。

ピアッツァマッジョーレの周りは重要な建物がズラリ

エンツォ王が幽閉されていた建物「パラッツォ・エンツォ」を通過すると、ボローニャのメイン広場があります。
いつも人でにぎわっていて、夏場は映画の上映もしています。

パラッツォ・エンツォ
パラッツォ・エンツォ

パラッツォ・エンツォを背にして正面には、サン・ペトロ―ニオ聖堂があります。
写真撮影は土曜日にしたため、とても人でにぎわっていました。

サン・ペトロ―ニオ聖堂
サン・ペトロ―ニオ聖堂

右側には市役所があります。

市役所
市役所

左側は「アルキジンナジオ」という大学の図書館です。

アルキジンナジオ
アルキジンナジオ

市役所の横には、「サラ・ボルサ」という大きな図書館と、「ネットゥーノの噴水」があります。

ネットゥーノの噴水
ネットゥーノの噴水

次回の記事からはこれらの建物の歴史や裏話を紹介させていたきますね。

本日のマルコの裏ボローニャ話

ボローニャ人しかしらない、いや、ボローニャ人も知らないかも……知っているとちょっと面白い裏話を紹介します。
市役所の横の壁には、このような横長の線があります。短いものもあればとても長いものも……

マルコと市役所の壁の線
マルコと市役所の壁の線

中世、たくさんの人々は市長に対して不満を申し立てていました。
レンガや木などを売る際に、不誠実な商人たちは小さいものを同じ値段で売っていたからです。
「腕4本分の長さです。嘘ついてません!」
と、明確な基準がなかったため、長さがバラバラでした。
そこで市の役人は市役所の壁に、実際の基準になる長さを提示しました。
この法律の登場によって商人たちは壁によって決められた長さを守らなければならなくなり、市民も基準の長さよりも短ければクレームを入れられるようになりました。

ただの横線模様のように見えますが、実は800年前の法律で定められたものなのは面白いですね!
それでは、次回に続きます。

筆者

イタリア特派員

望月 唯

ボローニャ在住のメゾソプラノ歌手です。ボローニャ生まれのピアニスト・マルコと一緒にボローニャの歴史や裏話を紹介します。

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