!ヨーロッパのマダニに注意!

公開日 : 2023年05月02日
最終更新 :


春になり、ゴールデンウィークや夏休みにかけてヨーロッパに旅行に行く人も多いかと思います。
今日も私はマダニを身体から摘出したので、今回は「マダニに気をつけて!」というアラート情報を書かせてもらいます。

日本ではマダニのことを知らない人も多くいますが、ヨーロッパでは多くの人が知っていて、とても頻繁に、特に自然の中にはマダニがとても多くいます。。
英語では「Tick」と言います。

ベッドにいるダニと違い、マダニは寄生し、人間の体内に毒を流し、そのまま放っておくと脳炎、最悪死に至るほどのひどいことになります。マダニのせいで脳に障害をもった私の家族のメンバーもいて、私たちは毎年マダニにはかなりナーバスになっています。
特に芝生や土の上を走る犬や猫には、春から秋にかけてはとても付着率が高く、飼い主は常にペットをチェックをすることをおすすめします。

私や家族が気をつけていることは、「公園や森で芝生や草の上で絶対に座らない」、「自然の中に行った日は全身をチェックする」。自分では見えにくい部分はパートナーにチェックしてもらいます。
服を着ているのになぜだか背中やお尻などに寄生したマダニを発見した時はいつも恐怖です。

マダニが寄生してすぐは、ホクロのようでなかなか気づきません。特に痒い、痛いと思わないこともあるくらいです。それが1−2週間かけ、人間から栄養を摂り、イボのように大きくなります。
ここで気をつけたいのが、絶対にマダニの膨らんだ体を潰さないことです。それを潰すとマダニの中の毒素が人間の体の中に入ってしまいます。
一番いい摘出方法は、マダニ部分にアルコールを吹きかけ、数秒したらピンセットで根元からしっかりと抱えて引っ張ることです。マダニの8本程ある足が皮膚の中で抑えられているため、びっくりするくらい硬くてなかなか取れません。ですので、マダニを出来れば殺さず、根元からかなり強く引っ張ってください。

その他のマダニの詳細についてはここで説明するより、皆さんでググってもらったら病院や専門家からの情報が沢山ありますので、各自検索してみてください。
今日は少し皆さんを心配にさせましたが、本当に冗談にならないレベルで危険です。せっかくの楽しい旅行のはずが、こんな小さな寄生虫に人生を台無しにされかねません。皆さんも注意しながら楽しくお過ごしください。


画像引用元:https://zdravi.euro.cz/clanky/klistata-prenasi-nebezpecne-choroby/

筆者

プラハ特派員

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