サンフランシスコミュニメトロ N・ジュダ線でちょっとニッチなサンフランシスコの歩き方

公開日 : 2023年06月20日
最終更新 :

サンフランシスコは、エンバカデロから太平洋まで東西約12キロ。ミュニだと1時間弱で横断可能な小さい都市ですが、沿線には世界有数のオフィス街や普通の人が普通に生活している風景があります。所用でサンセット地区まで行ったついでに今回太平洋まで足を伸ばしてみました。

観光ガイドで紹介されることは稀ですが、行ってみると住んでいる私も知らなかったプチ観光になって改めてサンフランシスコの奥深さを知ったしだいです(笑)

ミュニメトロ&バートエンバカデロ駅
ミュニメトロ&バートエンバカデロ駅

所用でサンセット地区にあるUCSF(カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校)パーナンサスキャンパスまで行くのに利用したミュニメトロ・エンバカデロ駅です。ミュニで行くと乗り換えがなく便利です。

マーケット通り部分は、ミュニとバートは同じ駅を使っているため、間違って改札を通ってしまうこともあり、ご注意くださいね。

UCSFパーナンサスキャンパスビル
UCSFパーナンサスキャンパスビル

UCSFパーナンサスキャンパスのビルが見えます。UCSFは、UC10校のうちの一つで、来年創立160周年を迎える医学専門の大学校です。このパーナンサスキャンパスは古くからあり、歴史を感じる校舎でUBバークレーのキャンパス周辺の雰囲気に似ています。2012年に山中先生がノーベル賞受賞したことで、日本での知名度が一気に上昇しました。USFという学校もありますが別の大学です。

路面を走るN・ジュダ線(NJudah Line)の6thアベニューのアウトバウンドに乗車。20分足らずですが突き当たりの太平洋の終点まで乗ってみました。

地元の人、UCSFの学生で賑わうベーカリー
地元の人、UCSFの学生で賑わうベーカリー

乗車してすぐ、9th Aveを曲がりジュダ(Judah)アベニューを通り始めます。アービング(Irving)とジュダ(Judah)の間には、根強いファンが多いアリズメンデベーカリーがあります。
Arizmendi Bakery

写真を撮り損ねてしまいましたが、車窓から丘が見えます。グランドビューパークトレイルです。頂上からは、ゴールデンパーク、ゴールデンゲートブリッジまで整然と碁盤の目になっているサンセット地区の様子がわかります。また、16thアベニューの美しい階段16th Ave Tiled Steps に行くこともできます。

さらに電車は、セント・アン教会を過ぎ、大通りの19thアベニューを横断しました。19thまでをインナーサンセット、その先をアウターサンセットと言ったりもします。

43rdアベニュー辺りに建設用クレーン
43rdアベニュー辺りに建設用クレーン

19th(パークプレシディオ)を過ぎると、典型的な住宅地の様相になってきます。
25thアベニューに「KUMON」の文字。そうです!子供の頃通ったあの公文です。教育熱心なアジア系の方にはとっても人気なのです。
28thアベニュー辺りは、いわゆる町のお医者さん(ファミリークリニック)の看板が多くみられ、このお医者さんで手に負えない場合は、UCSFに受診になることが多いようです。近くに高度な医療設備があるのはとても心強いです。

サンセットブルバードの大きな交差点を過ぎるとさらに静かな住宅地は続きます。

40thアベニューで見えたのが、Tazaki Sushi- Judah Okazuという日本食レストランでした。”Okazu(おかず)”も徐々に英語として浸透しているのが感じられます。

43rdアベニューに建設用クレーンが見えました。中層階のアパートができるのかしらん?
46thアベニューに、サーフショップの看板があって、いよいよサンフランシスコの湘南オーシャンビーチに近づいてきました。

端っこ
端っこ

サンセット地区の通りはずーっと数字です。終点は、ラ・プラヤ(La Playa)
あとは砂浜まで道路を渡るだけです。

オーシャンビーチ(太平洋)
オーシャンビーチ(太平洋)

先ほどまでの青空はどうしたのか?曇り空のオーシャンビーチは、湘南というより演歌が似合いそうでした。ここから約8600km先が仙台。東北地震の際、沿岸に行くなと警告が出たのを思い出しました。余談ですが、緯度が同じだと同じような海産物が獲れますから、サンフランシスコもオイスターが美味しんです。

砂に埋もれた表示と足元になっちゃっている歩行者用ボタン
砂に埋もれた表示と足元になっちゃっている歩行者用ボタン

砂に埋もれた注意事項のパネルと横断用のボタン→足で押しちゃいそっ(汗)

津波時の避難用表示矢印は高台の方
津波時の避難用表示矢印は高台の方

三方を海で過去囲まれたサンフランシスコ。海岸線に必ずある津波発生時の避難用の重要な誘導表示。普段は、高台の方向は分かりますけど、パニック時には混乱しますので大きな矢印も重要な表記です。

ジャバビーチカフェ
ジャバビーチカフェ

Nラインの終点、太平洋も見たので、「ジャバビーチカフェ(Java Beach Cafe)」で休憩にしました。ここはレストラン紹介の番組にも何度か出ているので試しに入ってみる事にしたのです。

45分リミット有り!
45分リミット有り!

ちょうどお茶の時間、子供達を連れた大人達が談笑中→フレッシュジュースを飲み終えた子供達は飽きてるようで誰も座っていません。世界共通の光景かもしれませんね。

それにしても、日本だったら海沿いにはもっと沢山のカフェやショップがありそうなんですが、2〜3軒だけ。しかもほぼ近所の人達で、若干アウェーな感じでしたが、キョロキョロしてる私に皆親切にしてくれ、超フレンドリーなサンフランシスコの人達でした(苦笑)

お客さんの3割コンピュータ持参
お客さんの3割コンピュータ持参

このカフェには45分リミットって張り紙されていました。ゆったりするには良さげなカフェでした。

【Java Beach Cafe】
住所:1396 La Playa St, San Francisco, CA 94122
電話番号:415-665-5282
オープン時間:毎日6:00〜17:00 土日6:30〜
ジャバビーチカフェWEBサイト

私はオフィス街のエンバカデロから乗車し、一度UCSFで下車、用事が早く済んだので、終点のオーシャンビーチまで乗ってみました。東端から西端まで乗ったわけですが、乗車時間だけなら50分ほどです。ダウンタウンは言うまでもなく観光地も多く有名ですが、サンセット地区以西は、現地に住んでいる方達の生活の場、住宅地です。そんな中でも、へ〜とかここなんだぁとか発見もありユニークな見どころがありまました。

サンフランシスコビヨンドなニッチな歩き方ができますよ👟👟

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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