チリの気候と季節ごとの服装
チリの気候
南北約4329kmに細長く延びるチリの国土。北部にはからからに乾いた砂漠がある一方で、南部には1年中氷に覆われた地域がある。さらに、アルゼンチンとの国境にアンデス山脈がそびえ立ち、南米大陸最高峰であるアコンカグア山(6962m)もここにある。西側は太平洋に面し、南部ではフィヨルドを形成。チリは変化に富んだ地形をもち、気候も場所により違いがある。
南部パタゴニア地方の観光シーズンは11~3月。それ以外は強風が吹き、気温も氷点下になる。逆に、北部のアタカマ砂漠方面は、あまり気候に変化はないものの6~9月がしのぎやすい。首都サンティアゴとその周辺においては、日本と同じ四季があるため、観光なら春~秋、スキーを楽しむなら5月中旬~9月中旬の冬がベスト。
季節ごとの服装の目安
夏(1~3月)
南部でも日中の気温が20℃近くなり、観光シーズンを迎える。サンティアゴは日中30℃超える日も。
秋(4~6月)
木々が紅葉し、ブドウをはじめとする実りの秋。北部はそれでもかなり暑く、南部パタゴニア地方の観光は3月いっぱいまで。
冬(7~9月)
北部の観光は冬がベスト。しかしアタカマ高地などはかなり冷え込む。サンティアゴ郊外ではスキーが楽しめる場所も。
春(10~12月)
南北に細長いチリは北部では日本の春の様な気候だが、南部では最低気温が2~3℃と真冬並みの寒さとなる。
服装アドバイス
南米にはあらゆる気候が揃う。温帯地域から熱帯、砂漠、ジャングル、山岳地方、そして寒帯まである。特に山岳地方や砂漠気候のところでは、昼夜の温度差が20℃近く違うこともある。
そうなると服装もひととおりのものが必要となる。少ない着替えで暑さ、寒さをのりきるには、重ね着のできるものを用意するのがいい。特に風を防ぐウインドブレーカーやマウンテンパーカー、首や体に巻いて寒さをしのげるストールやマフラーなどはぜひとも持っていきたい。
暑い時期であっても、日焼けや虫よけを考えて、長袖・長ズボンを用意しよう。また、靴はしっかりとした歩きやすいものがベスト。
セーターや革製品は現地調達もできる。アルパカのセーターやマフラーなどは品質も良く、かわいいものが手ごろな値段で手に入る。
筆者
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