【イタリア・ナポリ】ナポリ下旬の様子

皆さん、こんにちは！

さて、ナポリ下旬に入り、暑さもまだまだ厳しい中、ホームパーティーに行ってきました。
いつも仕事では何気に助言やサポートをしてくれる同僚で、時々ズキッ、ムッとしたこともはっきり言われますが、本当のことを言ってくれる人って大人になるとなかなかいないため、実はとても大切で貴重な人なんです。

彼女も人生いろいろ遭って、話を聞くだけでも私なら乗り越え耐えていけるかしら？！と感じます。
私とはもちろん生まれも生き方も違いますが、唯一の共通点はオペラが大好き、歌劇場の舞台で仕事ができるのが生きがい、そしてワン友でもあり、その上、日本料理が大好きで、少なくても仕事中に一度は日本レストランへ食べ放題に一緒に行きます。

彼女は現在ヴェローナ野外歌劇場で働いていて、時々メールで近況報告、やり取りをしながら、今回休みが少し取れたので、お母さんがきてるからうちに食べに来ない？ホームパーティーをしてくれました。

これらの載せている写真はすべて彼女のお母さんが作ってくれました。
彼女のお母さんは８２歳で、現在糖尿病治療中なのですが、それでも元気に過ごしていて、料理は不得意な彼女のサポートをしています。

なんでも手作りするのが好きなようで、イタリアのお菓子のピーナッツの砂糖あえや、リモンチェッロも手作りで毎年作るそうです。
年金暮らしまでは小学校の先生をしていて、私のような外国人に対しても優しい対応とイタリア語の発音も聞きやすく、特に知識が豊富で話がとても面白いのです。

彼女のお母さんの話を聞いているだけであっという間に時間が経ちます。
そんな家族愛に癒されながら、ふと実母のことを思い出しました。
実母は水泳、マラソン、体操、合唱団にも所属をしていたとても活発な人でしたが、病に少しずつ蝕まれ、現在施設で生活をしていますが、幸い普通に話はでき相変わらず体はボロボロだけど、頭はシャキッと対応できる状態です。

そんな母を見ていて、筆者も近い将来どうなるかなと思うこともあります。結婚はしていますが、子供はいませんので、妹たち、叔父叔母さんたち、親戚にはできるだけ迷惑はかけたくないので、自分で生きていけるよう体調、健康、生活力をつけていようと、あまり先のことばかり考えて不安になっても取り越し苦労だと思いますので、一日一日を大切に昨日の自分より何か少しでもできたなあと思えるように生きていきたいと思っています。

ピッパ