トンネルの中の冒険! 大阪・吹田市の工事現場見学会
こんにちは。
大阪特派員のかおりです。
普段入れないようなところに行ってきました。
観光で訪れることができる場所ではないのですが、驚くべき世界が広がっていましたのでご報告します。
地下ではこんなことが行われていた!坑内ツアー
2023年9月、吹田市で工事現場見学会が開催されました。
普段は目にすることのできない下水道のトンネル工事現場です。
大雨が降ったさいに雨水を流して浸水被害をなくすための下水道管を敷設する工事で、2022年5月から始まり、2025年6月の完成を目ざしています。
すぐ横にある大学のフィールドに行ったさい、背の高い倉庫のような建物にトラックが頻繁に出入りしているのを見かけ、何の施設かと不思議に思っていたのですが、まさかこの建物の地下で工事が行われているとは想像もできませんでした。
これは防音ハウスで、高さ15mあります。
防音ハウスの中も見学することができました。
防音ハウスから地下へ続く階段があり、深さは約10mとなっています。
階段の途中から下を見下ろしてみました。
内径2.8mの下水道管を約580m敷設する工事をグループごとに見学します。
掘削が終わっているところまでのトンネル坑内約300m、所要時間60分の見学会です。
途中からかがんで進まなければなりませんでした。
そろそろ行き止まりです。
直径3.33m長さ5.7mのシールドマシンにとうとう辿り着きました。
シールドマシンとはトンネルを掘削するさいに使用される特殊な掘削機械です。
円筒形の大きなカバー=シールドで囲まれており、土砂崩れや水の流入を防ぎながら土を掘削します。
シールドマシンは元に戻ってこれないので、掘削終了後にトンネルの突き当りで埋められるのだそうです。
片道切符でちょっと可哀想と思ってしまいました。
自分の絵が壁になるお絵描きコーナー
お絵描きコーナーで使うRCセグメントが運ばれて来ました。
ゲームのコントローラーみたいな小さなものでクレーンを動かしていたのには驚きました。
みんながお絵描きしたRCセグメントはこの工事のトンネルの壁に使われるんですよ!
建設機械を身近に感じる体験コーナー
ショベルカーなどの建設機械と写真を撮ることができたり、高所作業車に乗ることができる体験コーナーが大人気。
お絵描きコーナーにRCセグメントを運んだクレーンに吊られる体験は、身長150cm以上の大人が楽しんでいました。
2度とない貴重な機会に参加することができ、いろいろと勉強になりました。
あなたの知らないことが地下では行われているんですよ!
※写真の掲載は許可をいただいております。
筆者
大阪特派員
かおり
家族の転勤により大阪・徳島・埼玉に住み、今回で3度目の大阪には累計で約20年ほど住んでいます。
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