【ボルジョミ】ボルジョミのレトロなケーブルカー
皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
今回はボルジョミにある少しレトロなケーブルカーを紹介します。
お天気が良い時のケーブルカーから景色はとても心地よく、登った先でもハイキングが出来て、今は使われていない観覧車などもあり、少しレトロな雰囲気を楽しめます。
そんなケーブルカーで行く、レトロなボルジョミ散策の様子をお伝えします。
ソ連式のレトロなケーブルカー
ボルジョミのケーブルカーは、お天気の良い日は大人気です。Borjomiと検索エンジンで画像検索をすると、よくここのケーブルカーから写真が撮られたんだろうなぁという写真が多く見つかります。
1962年から運行が始まったこのケーブルカーは、376mの高低差の距離を運んでくれ、最大25人が乗車する事が出来ます。
2005年にリニューアルしましたが、今でもソ連当時の雰囲気が残ったままなので、レトロな雰囲気を楽しめます。
日本人の私達からすれば、”あれ?これはロープウェイじゃないか?”と思いますが、こちらではケーブルカーとして親しまれています。
ケーブルカーの場所は、中央公園入り口の右手にあります。
ここで重要なのは、中央公園に入ってはいけません。ケーブルカーは公園の外にあります。
中央公園の切符売り場を前に、右手側にカフェやレストランがあります。その奥にケーブルカーはあるのです。
金額は片道15ラリと、ジョージアではかなり高めの金額です。ただ、この15ラリを払い、ケーブルカーで頂上まで行くと、頂上から伸びている道は、中央公園内のハイキング道と繋がっている為、その道を歩いて進むと、Borjomi水の試飲が出来る中央公園内に辿り着くのです。
中央公園の入場料が外国人は5ラリである事から、中央公園入場料も含んでいると考えると良いでしょう。
過去リューアル前には、片道3ラリの時代もあったようで、ネットには未だその情報が残っている場合もありますが、現在は値上げされているので気をつけましょう。
■Borjomi Cable Car Station
- 営業時間
- 10:00-18:00
- 金額
- 片道15ラリ
- アクセス
- Borjomi Bus Stationから徒歩20分、タクシーで3分
頂上からの眺めは圧巻!
ケーブルカーで登っている最中も美しいのですが、登った上にはレストランやカフェ、展望台があり、そこからの景色は壮大で、季節問わずオススメです。
頂上は海抜1000mあり、松の木に囲まれた中央公園や街の中心部、ボルジョミを流れるBorjomula riverなどが一望できます。
ここはミハエル・ヴォロンツォフ(Prince Mikhail Semyonovich Vorontsov)が1844年からコーカサス総督としてこの地に赴任していた際にこの場所を気に入り、この高台の地に別荘を有し、家族でよく訪れていたと言われています。
今でもPlateau Parkとして市民から愛されている場所です。
ケーブルカーを降りると、左右に車道が続いているので、車に気をつけながら頂上のケーブルカー駅を背に、左に進みましょう。少し左に行くと、大きな観覧車が現れます。最近まで運行していた様ですが、筆者が訪れた際は、止まっていました。
近くまで行くことができますが、フォトジェニックな場所で、レトロな写真が撮影できます。
・Plateau Wheel・პლატოს ბორბალი
|https://maps.app.goo.gl/Je7QXcT5waavixrG9
頂上からの道、”Seven Paths”
その観覧車の斜め向かいに小道があり、その道が中央公園内へのトレッキングコースのスタート地となります。
この入り口には目印として小さな看板が立っています。
このトレッキングコース名は”Seven-Paths”といい、トレッキングコース内を7回曲がる道なので、そこから名称が来た様です。
かつては、19世紀末にこのエリアのオーナーであったArdasenovskiの名前から、Ardasenovski Alleyと呼ばれていたそうです。道の長さは1,445mで、道の途中には子供向けの環境教育の為の看板があり、道も綺麗で、子供も簡単に歩けるコースになっています。
筆者も先日歩いてみましたが、新緑が美しく、またゆったりとした下り道なので30分程をかけ下り、とても心地よかったです。昨年秋の頃は紅葉もあり、空気も澄んでいて自分のペースで楽しめます。
今回の記事では、ケーブルカーを利用したボルジョミ散策を紹介しました。
これからの季節、ケーブルカーを活用しながらの中央公園内散策は、景色も良くオススメです。
若干ケーブルカー代はお高いですが、あまり経験の無いソ連式のケーブルカー体験も珍しいかと思います。
是非、ケーブルカーから春のボルジョミの景色を楽しんでみませんか?
筆者
ジョージア特派員
MAO
温泉(お風呂も)やキャンプを愛するMaoです。私が住む東欧ジョージアにあるボルジョミという町の魅力や観光情報をお届けします。
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