国営ひたち海浜公園で530万本のネモフィラが満開

公開日 : 2024年04月22日
最終更新 :

茨城県・国営ひたち海浜公園では、今まさに見頃を迎えたネモフィラを思う存分楽しめます。多いときで1日10万人の来園者を記録したこともある国営ひたち海浜公園は、先日、累計来場者数4000万人を突破。GW頃まではあたり一面に咲き誇るネモフィラ、また4月23日頃までは可愛らしいチューリップを見ることができるので、ぜひ訪れてみてください。

見渡す限り、瑠璃色の花が広がります

「みはらしの丘」頂上付近から見た景色
「みはらしの丘」頂上付近から見た景色
  • 間近で見ても可愛い

    間近で見ても可愛い

  • 空とネモフィラが一体になる、青色の風景は圧巻です

    空とネモフィラが一体になる、青色の風景は圧巻です

「国営ひたち海浜公園と言えばコレ」というくらい、公園の代名詞にもなっているネモフィラの花。間近で見ると、唐草模様に似た葉を持ち、瑠璃色の可憐な花を咲かせるので、和名では「瑠璃唐草」と呼ばれています。無垢で美しい赤ちゃんの瞳にも似ていることから、英名では「Baby blue eyes」という名前がついているのですが、この花が今まさに見頃を迎えています。

国営ひたち海浜公園内の「みはらしの丘」には、530万本のネモフィラが植えられているのですが、1年草なので毎年、人の手で植え替えを行なっているというから驚きです。春に花を咲かせるために、毎年、前年の11月から準備をスタートするそう。丁寧に育てられたネモフィラはこの時期「みはらしの丘」を青一色に染めてくれますが、晴れた日は青空と花が溶け合う絶景を見ることができます。

  • ナノハナとネモフィラのコントラストを楽しめます

    ナノハナとネモフィラのコントラストを楽しめます

  • ハナモモの差し色もきれい

    ハナモモの差し色もきれい

ネモフィラを眺めたあとに丘を下ると、ナノハナがある「みはらしの里」に到着します。ここはナノハナとネモフィラの色の共演を楽しめるフォトスポット。ナノハナの背景に、ネモフィラと青空が広がり、どこまでも続いているように見えるとっておきの場所です。

菜の花の向かいにハナモモが咲いているのですが、目が覚めるような濃いピンクが差し色になっているのでぜひ見つけてみてください。この位置から、ハナモモとナノハナ、ネモフィラを眺めるのもおすすめです。

春を告げるチューリップも見頃に

カラフルに咲き誇る姿は、おとぎの話の世界に迷い込んだよう
カラフルに咲き誇る姿は、おとぎの話の世界に迷い込んだよう
  • 王道のピンクのチューリップ

    王道のピンクのチューリップ

  • 大きく開いた「クイーンレニア」

    大きく開いた「クイーンレニア」

  • オレンジが人々を魅了します

    オレンジが人々を魅了します

  • ふんわりと可愛らしい雰囲気

    ふんわりと可愛らしい雰囲気

  • 花の内側の色もきれい

    花の内側の色もきれい

  • たまごの森フラワーガーデン

    たまごの森フラワーガーデン

  • オランダにいるような風景です

    オランダにいるような風景です

ネモフィラとともに、見頃を迎えているのは春の訪れを告げるチューリップです。チューリップの語源は、トルコ語の「tulipan(ツルバン:ターバンを意味するもの)」。ヨーロッパ人に花の「名前」を聞かれたトルコ人が、花の「形」を聞かれたと勘違いして答えことが由来だと言われています。

公園内の「たまごの森フラワーガーデン」エリアには、色とりどりのチューリップが咲いていて、まさに圧巻。上品に花を咲かせたり、ユリ科らしく大きく花ひらいたり。咲き方にも特徴があり見応え抜群です。木漏れ日を浴びて輝くチューリップを見ることができるのは、この時期ならでは。たくさんのチューリップの中に存在感抜群の風車があるので、こちらもお見逃しなく。

  • 糸電話のように、向こう側にある「たまご」から声が聞こえます

    糸電話のように、向こう側にある「たまご」から声が聞こえます

  • チューリップとともに撮影できる、「たまご」のオブジェも可愛い

    チューリップとともに撮影できる、「たまご」のオブジェも可愛い

  • いろいろな場所に「たまご」があるので、探してみましょう

    いろいろな場所に「たまご」があるので、探してみましょう

このエリアに来たら、ところどころに点在する9つの「たまご」のオブジェを見つけてみてください。隠れたアートスポットなので、草木越しに撮影したり中を覗き込んだり。お気に入りの「たまご」を探しながら歩くのも楽しいひととき。

森の中に静かに佇むカフェテラス

ひたちなか干し芋タルト(左)とネモフィラブルーティー
ひたちなか干し芋タルト(左)とネモフィラブルーティー
  • ネモフィラブルーラテ

    ネモフィラブルーラテ

  • リスのクッキーも可愛い

    リスのクッキーも可愛い

  • 記念の森レストハウス

    記念の森レストハウス

  • テラスから見えるバードバス

    テラスから見えるバードバス

  • カフェテラスに続く歩道

    カフェテラスに続く歩道

広々とした公園を歩いてちょっと疲れを感じたら、木々の中にあるカフェテラス「記念の森レストハウス」で一休みするのもおすすめです。こちらには季節限定のメニューや地元の名産を使用したスイーツなどが揃っています。私が注文したのは、数量限定・季節限定のネモフィラブルーラテ。青い花のハーブ「バタフライピー」でほんのり青く色づけしたハニーミルクです。地元、茨城県のハチミツを使用した優しい味わい。レジ横で販売していた可愛らしいリスのクッキーと一緒にいただきました。

「記念の森レストハウス」には、他にも魅力的なメニューがたくさん。干し芋タルトは、ひたちなかの特産品でもある干し芋をたっぷり使ったもの。「べにはるか」の濃厚な甘味とタルトの香ばしさが絶妙です。ネモフィラブルーティーはレモングラスとバタフライピーの青いハーブティー。お湯を注いでから蒸らす間にじっくりと色が変化していくので、思わず見入ってしまいます。

美味しい飲み物とスイーツで、公園を歩いて感じた疲れも一気に吹き飛びました。今年のGWはひたち海浜公園で、見て楽しい食べて美味しいネモフィラを満喫してください。

国営ひたち海浜公園

住所
茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
電話番号
029-265-9001
アクセス
JR常磐線勝田駅 東口2番乗り場から海浜公園西口までバスで約15分、または海浜公園南口までバスで20分
※平日の直行便運行につきましては利用状況、天候により変更か生じる場合があります。詳しくは、茨城交通(電話:029-272-7311)へお問い合わせください。
※東海駅からも路線バスが出ています。東海駅 東口1番乗り場から海浜公園西口まで約30分

筆者

神奈川特派員

加藤 朋子

神奈川県を拠点に、年間1/3ほど国内外を行き来しています。これまで100カ国以上、旅をしてきました。 ​ 神奈川県を中心に、各地からおすすめスポットやイベント、美味しい情報をお届け。パラグライダーやスキューバダイビングもするので、空・陸・海の全方位から地球の魅力をご紹介します。

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