
カイコウラ
Kaikoura

カイコウラは年間を通してクジラやイルカ、オットセイなど多様な海洋生物を観察することができる、世界的に見ても貴重な場所だ。ホエールウオッチングをはじめとするネイチャーアクティビティが盛んで、多くの旅行者が訪れる。
なぜカイコウラが海洋生物に恵まれているかというと、沖合で暖流と寒流がぶつかり合うため、プランクトンが発生し、それらを餌とする魚が集まり、さらに魚を食べる大型生物や鳥類が集まってくる。また、カイコウラは大陸棚の端が近接している世界でもまれな場所で、海底が急激に1000mもの深さまで落ち込んでいることも、豊かな生物相を形成する理由となっている。
また、この町の名前はマオリ語のカイ(食べる、食物)とコウラ(クレイフィッシュCrayfish、伊勢エビの仲間)の組み合わせからできている。名物のクレイフィッシュをはじめ、豊富なシーフードを味わえるのも町の魅力のひとつだ。
カイコウラの 歩き方
カイコウラの町は半島の付け根の北側部分に広がっており、それほど広くない。海岸沿いに延びるウエスト・エンドWestEndと、この通りを半島の先端に向かって進むとエスプラネードThe Esplanadeと名前が変わり、これがメインストリート。突き当たりは半島の先端で、その先はカイコウラ半島ウオークウエイと呼ばれる遊歩道が設けられている。
写真
基本情報
- カイコウラへのアクセス
- 2016年に起きた地震の影響により、クライストチャーチとピクトンを結ぶ国道1号線(SH1)が一時閉鎖されていたが、2017年12月から日中のみ道路が開通。2018年5月には夜間も通行できるようになったが、場所によっては復旧作業中の道路もあり、大雨などの悪天候の際には通行止めになる場合もある。クライストチャーチからカイコウラまでは内陸道路の70号線でアクセスも可能。また、1日2便、インターシティの長距離バスが運行しており、クライストチャーチから所要約2時間50分。バスはWestEnd沿いのThe Fish Tank Lodge前に発着する。沿岸線に沿って走る鉄道のコースタル・パシフィック号も利用できる。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。