グレイマウス

Greymouth

小規模ながらもウエストコースト一帯では最大の町。かつては周辺で金が採れ、それ以後はウエストコースト一帯における酪農や林業の中心地、陸海の交通の要衝として栄えてきた。 
その名が示すとおり、グレイ川Grey Riverの河口の平地に広がるグレイマウスは、地元ではグレイという略称で呼ばれることが多い。かつてマオリの人々はここを“広がった河口の地”という意味のマウェラMawheraと呼び、パ(要塞をもつ集落)を設けて住み着いていた。 
河口の町グレイマウスは、過去に幾度となく水害に見舞われた歴史をもつ。1988年の5月と9月にも、立て続けに大規模な洪水が発生し、それをきっかけにようやく The Great Wall of Greymouthと呼ばれる大堤防が完成。町の主要部分は完全に防護され、堤防の上は遊歩道としても利用されている。

グレイマウスの歩き方 
鉄道駅はグレイマウスの中心部の北側、マッカイ・ストリートMackay St.に面している。観光案内所アイサイトは駅構内にある。インターシティ、イースト・ウエスト・コーチスなどのバスが発着するのもこの駅前だ。駅前の通りを西側に歩いていくとしだいに商店の数が増え、アルバート・モールAlbert Mallあたりが最もにぎわいを見せるエリアとなる。中心部に見どころは少ないので車があると便利。 
市街地にはいくつかの遊歩道が設けられている。手軽に歩くならグレイ川に沿った堤防上の道フラッドウォール・ウオークFloodwall Walkがおすすめ。外海に突き出た防波堤の上からは、晴れた日には海越しにサザンアルプスの山並みが見えるすばらしい眺望が楽しめる。

写真

  • 町のどこからでも見える時計台は町歩きの目印に便利

    町のどこからでも見える時計台は町歩きの目印に便利

基本情報

グレイマウスへのアクセス
クライストチャーチからグレイマウス郊外の町ホキティカまで、ニュージーランド航空の直行便がある。
長距離バスは、インターシティが運行するネルソン~フォックス氷河の便がウエストポート経由でグレイマウスに停車する。ネルソンからは所要約6時間、ウエストポートからは約2時間15分。フォックス氷河からは約4時間45分。また、イースト・ウエスト・コーチスはクライストチャーチからアーサーズ・パス国立公園経由ウエストポート行きのバスを運行。グレイマウスにも停まる。クライストチャーチから所要約3時間45分。バスは鉄道駅に発着する。
鉄道ではクライストチャーチから1日1便運行されているキーウィ・レイルのトランツ・アルパイン号を利用。クライストチャーチを8:15に出発、グレイスマウスには13:05に到着。
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