ティリティリマタンギ島
Tiritiri Matangi Island
島は牧草地にするため、いったんは全島を覆っていた原生林の94%を伐採したという歴史がある。現在は森林の回復、絶滅危惧種の野鳥の保護など、DOC自然保護省とボランティア団体、サポーターズ・オブ・ティリティリマタンギSoTMにより徹底管理されている。一般にも広く開放されている自然保護区として希少な存在だ。
ティリティリマタンギ島でバードウオッチング
ティリティリマタンギ島には絶滅危惧種の珍しい鳥が生息し、太古のニュージーランドの姿を垣間見られる。鳥のさえずりに耳を傾けながら散策してみよう。
9:00 オークランド出発
↓フェリー 約1時間20分
10:20 ティリティリマタンギ島到着
島のフェリー埠頭から3つのルートごとに何組かのグループに分かれてガイドウオークがスタートする。
↓所要約10分
![夏はオークランドから多くの人が訪れる](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_143406_42bd5fbc_w1920.jpg)
10:30ホブス・ビーチ・トラックHobbs Beach Track
フェリー埠頭から島唯一の砂浜ビーチ、ホブス・ビーチへつながるトラック。コース上にはいくつかのブルーペンギン用の人工巣箱がある。
↓所要約40分
![ブルーペンギンは夜行性なので日中は巣箱の中にいる](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_143530_40b368cc_w1920.jpg)
![静かに蓋を開けてみて](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_143541_586546b9_w1920.jpg)
11:10 カウェラウ・トラックKawerau Track
ホブス・ビーチから少し山を登ると、うっそうと茂る原生林が現れる。ポフツカワの大木や珍しい鳥が最も多く見られる場所だ。
↓所要約40分
![島にわずかに残る原生林](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_143756_b2de63e8_w1920.jpg)
![本島では絶滅してしまったスティッチバード](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_143813_61d83f99_w1920.jpg)
11:50 ケーブル・トラックCable Track
ボランティアの手によって木が植えられ、新しくできた森。木々はまだ若く、背丈が低い分、鳥が近くで見られる。
![美しい鳴き声のベルバード](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_144019_3a9a719f_w1920.jpg)
![ニュージーランドの固有種で絶滅危惧種のコカコ](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_144029_5d56489d_w1920.jpg)
13:50 灯台&ビジター・センターLighthouse & Visitor Centre
灯台のあるこのエリアは芝生になっており、タカへがこの芝生を食べに現れる。タカヘは島で一番人気のあるニュージーランドの固有種の鳥だ。
↓所要約40分
![ビジターセンター内ではおみやげも販売](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_144336_3a84057f_w1920.jpg)
![シャイですぐ隠れてしまうタカヘ](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_144345_810c949b_w1920.jpg)
14:30 ワトル・トラックWattle Track
鳥用の水浴び場がコース上に点在している。ベンチなどもあり、トゥイやベルバードなどが水浴びする様子を見られる。
![体力に自信がない人にはワトル・トラックの往復がおすすめ](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_144541_5b62590f_w1920.jpg)
![のど元に白い羽がついているニュージーランドの固有種トゥイ](https://static.arukikata.co.jp/data/directory/115000/114044/20230816_144554_bd3d052c_w1920.jpg)
14:40 オークランドへ
ガイドウオークの利用方法
ボランティア団体が催行するガイドウオーク。少人数のグループで島の歴史や独自の生態系、鳥や植物にまつわる興味深い話を聞きながら歩く。コースはワトル・トラック、カウェラウ・トラック、モアナ・ルア・ルートの3つで、所要1時間30分~2時間30分。予約はエクスプロー社のウェブサイトから可能。ガイドウオークは午後早めには終わるので、フェリー出発まで島を自由に散策できる。
- ガイドウオーク
- 料金
- 大人$10、子供$2.5
写真
基本情報
- アクセス
- オークランドからフェリーで約1時間20分。水~金9:00発、土・日・祝8:30発(オークランド帰着は16:00~17:20頃)
- フェリー会社エクスプロー
- URL
- Explorerwww.exploregroup.co.nz/auckland/tiritiri-matangi-island/tiritiri-matangi-island-ferry/
- 料金
-
往復大人$95、子供$50
- 持ち物
-
▪ランチや飲み物は持参しよう。島内にはガイドウオークのゴール地点となる灯台付近にDOCのオフィス兼ショップがあるのみ。
▪靴は歩きやすい靴ならOK。コースは整備されているので登山靴は不要。
▪急な雨対策にレインジャケットがあれば便利。
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