ジャティルウィ

Jatiluwih

バリで最も美しいライステラスが広がる!

2012年に世界遺産にも登録された「バトゥカル山保護区スバックの景観」を代表するビューポイント。まるで芸術作品のような美しい棚田が広がっており、この村のレストランで景観を楽しみながらランチタイムを過ごすツアーも増えている。
ジャティルウィは地元種の赤米をおもに生産しており、1年間に1.5~2回の収穫を行っている(バリ全体では2~3期作が一般的)。同じ村でもスバック(水利組合)が異なることが多く、田植えと稲刈りが同時に見られることもある。ちなみにジャティルウィとは「本当にすばらしい」という意味だが、その名にふさわしい景勝地をぜひ訪れてみよう。

爽快な朝の田園風景を歩く

ジャティルウィ村の北側にそびえる山並みが美しい姿を見せ、農民が田んぼで働くのは早朝から午前中にかけて。天候が安定しているこの時間帯は、田園散策のベストタイム。朝の陽光を浴びて稲がキラキラと輝きを放ち、澄んだ空気に朝露が混じって甘く芳しい。大きく深呼吸したり、途中のベンチに座ってそよそよ吹く風を感じたり。早朝の散歩コースには観光客の姿もほとんどなく、世界遺産の絶景を贅沢にひとり占めできる。村のメインストリート沿いに宿を取れば、部屋からも感動的なサンライズが拝めるはずだ。
散歩途中には、稲刈りや田植え、祠に供物を捧げるなど農民の日常生活も垣間見える。「スラマッ・パギ(おはようございます)」と声をかけ、コミュニケーションを取るのも田園散策の楽しみのひとつ。観光客慣れしていないお年寄りはちょっとうなずくだけかもしれないが、素朴な応対も心に染みるだろう。

農村の伝統文化に触れる

高原地帯にたたずむ村に滞在すれば「オダラン」と出合う機会もある。小さな集落の寺院祭礼は、昔ながらのバリ島の素顔。なかでも鬱蒼とした森に建つブシ・カルン寺院は、まさに神域といった雰囲気が漂うパワースポットだ。深い木々に覆われた参道を参拝者が行き交う光景は、古いドキュメンタリー映画で見たワンシーンのよう。このブシ・カルン寺院での祭礼に遭遇したら、ぜひ寺院を見下ろせる高台へ歩いてみよう。どこまでも続く田園風景のなか、ガムランの音色が風に乗って聞こえてくる感動は筆舌に尽くしがたい。黄金色にきらめく旋律に耳を澄ませ、古来から続く里山の風景に溶け込もう。

ジャティルウィの田園の歩き方

ジャティルウィの田園散歩コースはショート(約1.5km、1時間)、ミディアム(約2km、1.5~2時間)、ロング(約3km、2時間)、エクストラロング(約5.5km、4時間)がある。レストラン ゴン向かいのインフォメーションでマップが入手でき、ルート途中には看板もあるので迷わずに歩ける。田園風景を楽しむだけならショートやミディアムで十分(エクストラロングでは高台からブシ・カルン寺院のパノラマを堪能できる)。コースは階段や石畳で歩きやすく整備されているが高低差はかなりある。なるべく歩きやすい靴を用意しよう。なおコースを外れて田んぼ内や畦道に足を踏み入れることは禁止されている。ドリンクやスナックを用意したワルンで休憩は可能だが、コース途中に日を避ける場所はほとんどない。飲料水と日焼け対策も万全にして散歩しよう。

ジャティルウィへのアクセス

南部エリアやウブドなどからは車をチャーターしてのアクセスが一般的だ。マウンテンサイクリングのなかには、ジャティルウィがコースに含まれているものもある。入村料は1名Rp.4万。

ジャティルウィ村の中心地

広大なジャティルウィ村は7つのスバックから成り立っており、そのほとんどが耕作地帯。村の目抜き通りJl. Jatiluwih Kawan沿いには、地元のよろず屋やローカルワルンが点在し、田舎の小村といった雰囲気が色濃く残っている。旅行者の増加にともなって、このJl. Jatiluwih Kawan沿いの300mほどのエリアに小さなホテルやレストランも増加中だ。

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