【ドイツ】フランクフルト・日本人スタッフ対応 ドイツワイン試飲会へ

公開日 : 2023年11月30日
最終更新 :

皆さんはドイツワインを味わったことがありますか?
日本では、フランスやイタリアのワインをよく目にし、飲む機会が圧倒的に多いのではないでしょうか。
ドイツは特に白ワインの生産比率が赤ワインより多く、実はビールだけでなくワインもおいしい国なのです。

今回は先週末にフランクフルトで行われた日本人経営のワインショップ「プロストワインハンデル(Prost Weinhandel)」の無料試飲会へ行ってきましたので、その様子をお届けします。

フランクフルトはドイツワイン好きには天国?

試飲会の様子をお届けする前に、フランクフルトはドイツワインを味わうには絶好の場所に立地していることから始めたいと思います。
フランクフルトはドイツのワイン生産地域13カ所のうち、主にラインガウ地域(Rheingau)ラインヘッセン地域(Rheinhessen)、そしてヘッシッシェ・ベルクシュトラーセ地域(Hessische Bergstraße)へ好アクセスの場所に立地しています。そのため少し足をのばせばワイン畑が広がるドイツワイン生産地に行くことができ、特に夏~秋にかけてはワインツーリズムを楽しむことができます。
ドイツワイン産地をめぐりたい方にはおすすめの滞在地です。

ラインガウ地域(Rheingau)リューデスハイム(Rüdesheim)のワイン畑とライン川
ラインガウ地域(Rheingau)リューデスハイム(Rüdesheim)のワイン畑とライン川

さて、今回訪れたのは日本人経営のドイツワイン専門店 プロストワインハンデル(Prost Weinhandel)のドイツワイン試飲会です。こちらのお店は先に挙げたドイツワイン13産地のひとつ、ラインガウ地域のリューデスハイム(Rüdesheim)というワイン街にお店を構えています。
昨年からフランクフルト市内で年に3~4回ほどドイツワインの試飲会を開催し始めたとのことで、私も今回初めて参加しました!今回のイベントについては、お店のInstagramの情報で知りました。
今回訪問しようと決めた理由のなかには、「無料・予約不要」の点がありました。
この試飲会は “13:00~17:00開催 どの時間に来てどの時間に帰ってOK”
と書かれていたので、その日の他の予定と併せて臨機応変に週末のスケジュールを組めたこともありがたかったです。
今年最後の試飲会開催場所は、Frankfurt中心地Konstablerwache駅から北に地下鉄で20分弱移動した「Preungsheim駅」から徒歩5分ほどの建物の一角で開催されました。
(会場は今後変更の可能性もあり、最新情報は随時ご確認ください)
建物に到着すると、冒頭の写真の通りとても分かりやすいか案内表示が立っていました。

ワイン専門店のプロが教えるワインの楽しみ方

さて、会場内の受付で今回試飲できるワインのリスト用紙とペンが渡されます。このワインリストは、もしも購入したいワインがあればリストに希望本数を書き込み、その場で直接購入可能です(1本~可能)。
購入は必須ではありません。お気軽にドイツワインを試し飲みに来てもいいとのことでした。

当日、主に試飲ワインのサーブおよび各ワインの詳しい説明を行ってくださったのは、営業の笹治(ささじ)さん。お写真の撮影およびWEB掲載許可を快諾してくださり、とびきりのスマイルを向けてくださいました!
今回のラインナップは、ドイツワイン7種類およびノンアルコールのぶどうジュース1種類でした。
ぶどうジュースについては、ワイナリーが作る甘さ控えめの贅沢なぶどうジュースでした!

試飲会の様子 営業の笹治さん(撮影許可済み)
試飲会の様子 営業の笹治さん(撮影許可済み)
試飲会の様子(撮影許可済み)
試飲会の様子(撮影許可済み)

今回試飲できたドイツワインは、ミッテルライン(Mittelrhein)地域ラインヘッセン地域、そしてラインガウ地域の3地域のものでした。
ミッテルライン地域は、フランクフルト駅から電車だと約1時間30分程で足をのばすことができる、こちらもフランクフルトからは割とご近所のワイン産地です。
ワインの味わいは辛口~中辛口~甘口~極甘口(デザートワイン)まで、バラエティ豊富な品ぞろえとなっており、一挙にドイツワインの魅力を楽しむことができました。
7本のワインの中で、白ワインは6種類、1種類は赤ワインでした。
会場でスナック菓子やお水も用意されています。
また、アルコールに強くない方でも事前に注いでもらう量を少なめにとお伝えすれば少量で試飲できます。

笹治さんがワインを注ぎながら、ワインに使用されているブドウの品種やブドウの木が育つ環境、樹齢のこと、またどんな食事に合わせるのがおすすめかなどじっくりと説明してくださいます。
ワインを味わう際、一般的に「白ワイン(辛口→中辛口→甘口)→赤ワイン(白と同様の味わいで)→極甘口(=デザートワイン)」で味わうと各ワインの味わいのグラデーションを感じることができる、と言われています。
この日の試飲会も上記の順で構成されていました。
写真の通り、1番から順に7番へ味わっていきます。

笹治さんは “堅苦しいワインの楽しみ方より、ワインは自由に楽しむのが好き” とのこと。
今回のワインのなかで “これは、例えば日本のお煎餅に合わせて食べるとおいしいですよ“ と言うワインの楽しみ方までご紹介されていた姿が印象的でした。私自身も、たまにポテトチップスに白ワインを合わせておつまみに食べたりしますので(笑)、親近感がわきました。

教えていただいた、ワインと食事のおいしい組み合わせ方の一例をご紹介すると、
お料理自体に甘みが感じられる食べものには、中辛口や甘口のワインがおすすめとのことでした。
日本食で具体例を挙げますと、
「肉じゃが」には「中辛口」のワインがおすすめ、というような組み合わせです。

今回の試飲会は、アットホームで和気あいあいとした雰囲気で楽しむことができました。
自分へのお土産に写真の2本のワインをその場で購入して帰りました。
写真にある、ドイツ伝統製法で造られた発泡ワインの「ゼクト(Sekt)」とラインガウ地域産の赤ワイン(品種:ピノ・ノワール / ドイツ語品種名:シュペートブルグンダー)です。
お支払い方法は、現金・クレジットカード対応の2種類が選択できました。

試飲して味が気に入り、購入したワイン2本
試飲して味が気に入り、購入したワイン2本

ドイツのワインに興味はあるけれど、どんなワインを購入すればいいか分からない!
そんな些細な疑問を相談しやすい気さくで、ワインの知識が豊富なスタッフさん達が対応してくださるプロストワインハンデルさんの試飲会、フランクフルト周辺にお住まいで気になった方、次回の試飲会開催時にちょうどこの辺りを訪れる予定の方は是非来年の試飲会にお気軽に参加してみてください。

★来年以降の試飲会情報については、お店のInstagramまたは直接メールやお電話で直接お問い合わせください。

ワイン専門店 プロストワインハンデル(Prost Weinhandel)

お店ホームページ
https://www.prostweinhandel.net/
お問い合わせ先E-mail
info@prostweinhandel.net

筆者

ドイツ特派員

ヘニングウェイ

2022年からフランクフルトに在住。2019年-2020年まではデュッセルドルフにワーホリをしていました。今年から夫と元保護犬と暮らしてます🌼

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