バリ島でお得に滞在するならプチ郊外へ!楽園気分でステイするエリア別リゾート紹介

公開日 : 2024年04月26日
最終更新 :

「神々のすむ島」と呼ばれるバリ島では、海を見下ろす高台やのどかな農村に最旬リゾートが登場しています。1970年頃から進められたホテル開発により中心部はどこも新しいホテル用地が不足気味で、代わりに観光地から離れたロケーションに施設内でゆっくり滞在できるホテルが増えています。土地が安い分、5つ星リゾートでも1泊4~5万円台が主流なので、円安状況であってもお手頃感のある価格帯がうれしいところ。今回は、日本人にも人気の4つの滞在エリアとともに、程よい距離感で過ごせるリゾートをご紹介しましょう。

のんびり素朴な風情の漁村エリア ジンバラン

グラライ国際空港から3kmほど南に広がるジンバランはサンセットの名所
グラライ国際空港から3kmほど南に広がるジンバランはサンセットの名所

最初に紹介するジンバランはバリ有数の高級リゾート地区です。夕景とシーフードが楽しめる食堂街のイカン・バカール(魚介のBBQ)や、高さ121mの巨像が立つ文化公園ゲーウェーカー・カルチュラルパークなど人気スポットも点在しています。漁村の雰囲気が色濃く残っているので、漁から戻った船がビーチから魚を運び込む魚市場を訪問してみましょう。

ジンバランの楽しみ方をチェック!

グルメ
★★★★★ 魚介BBQのイカン・バカールは必訪
買い物
★★★☆☆ 大型モールやスーパーが増加中
町歩き
★★★★★ ビーチや市場周辺の散策が楽しい
アクティビティ
★★☆☆☆ ワークショップを開催するホテルも

海とプールが織りなす天界の風景「アヤナ・セガラ」

ルーフトッププールからインド洋が望めるアヤナ・セガラ
ルーフトッププールからインド洋が望めるアヤナ・セガラ
左上/緻密な木彫り細工が施されたセガラ・オーシャンビューの室内、左下/海のパノラマが楽しめるスパ・オン・ザ・ロック、右/インド洋に沈む夕景も望めるルナループトップバー
左上/緻密な木彫り細工が施されたセガラ・オーシャンビューの室内、左下/海のパノラマが楽しめるスパ・オン・ザ・ロック、右/インド洋に沈む夕景も望めるルナループトップバー

ジンバランの魚市場から8kmほど南西、アヤナ・リゾート敷地の高台にオープンした「アヤナ・セガラ」は、中心部の喧騒から隔絶された楽園ホテルです。客室棟に沿ってラグーンのように広がるプールは777平方メートルとバリ島で最大級。緑のトロピカルガーデンに包まれて、プールからも客室からも心が洗われるような眺望が楽しめます。

アナヤ・セガラ AYANA Segara

白砂のビーチ沿いに大型ホテルが並ぶ ヌサドゥア&ブノア

マリンスポーツショップが多いブノア岬はヌサドゥアから車で5分ほど
マリンスポーツショップが多いブノア岬はヌサドゥアから車で5分ほど

次に紹介するヌサドゥアは観光客向けに開発されたリゾートタウンです。「東洋一のリゾートエリアを作る」というインドネシア政府のプロジェクトにより、1970年代からホテル界のビッグネームを次々と誘致し、ファミリー利用にも便利な施設が目立つ印象です。

ヌサドゥア&ブノアの楽しみ方をチェック!

グルメ
★★★★★ リゾート内に高級店が多い
買い物
★★★☆☆ バリ・コレクションが便利
町歩き
★★★★☆ リゾート地区は遊歩道での移動
アクティビティ
★★★★★ マリンスポーツならブノア岬へ

暮らすようにバカンスを過ごす「マリオット・バリ・ヌサドゥア・テラス」

マリオット・バリ・ヌサドゥア・テラスの2ベッドルームアパートメントの室内
マリオット・バリ・ヌサドゥア・テラスの2ベッドルームアパートメントの室内
左/メインプールやジャングルプールなどテイストの異なる4つのプールを完備、右上/アパートメントは各棟に4つの客室のみが入る贅沢なレイアウトが評判、右下/「劇場の舞台裏」をコンセプトにしたレストランで各国料理が楽しめる
左/メインプールやジャングルプールなどテイストの異なる4つのプールを完備、右上/アパートメントは各棟に4つの客室のみが入る贅沢なレイアウトが評判、右下/「劇場の舞台裏」をコンセプトにしたレストランで各国料理が楽しめる

ヌサドゥア中心部から3kmほど西、高台の森に囲まれたアパートメントはまさに大人のための隠れ家です。各部屋にはスパのようなバスルーム、広々としたリビング、プランジプール付きの屋外テラスを完備。同系列のルネッサンス・バリ・ヌサドゥア・リゾートの敷地内にあるので、充実した施設が利用できるのも魅力です。

マリオット・バリ・ヌサドゥア・テラス Marriott’s Bali Nusa Dua Terrace

欧米人に人気の旬な滞在エリア チャングー

ハイエンドなビーチクラブが点在しているチャングー
ハイエンドなビーチクラブが点在しているチャングー

バリ島で最も旬なビーチエリアといえばチャングーです。10年ほど前までは静かな漁村でしたが、リゾート開発が一気に進み、今や流行発信基地となっています。海辺の雰囲気を楽しむならバトゥボロン・ビーチからエコー・ビーチにかけて散策してみましょう。

チャングーの楽しみ方をチェック!

グルメ
★★★★★ 話題のグルメスポットが続々オープン
買い物
★★★☆☆ 目抜通り沿いにある注目ショップあり
町歩き
★★★★☆ バリ情緒とおしゃれな雰囲気がマッチ
アクティビティ
★★★☆☆ サーフィンや乗馬が楽しめる

オーナーの美意識があふれる「ラ・リザーブ 1785」

プチホテルならではの旅情が楽しめるラ・リザーブ 1785
プチホテルならではの旅情が楽しめるラ・リザーブ 1785
左上/沐浴所のように水が噴き出す全長30mのメインプール、左下/ロビーにはミュージアム級の絵画が展示されている、右/スパ施設のエントランスもまるで絵画の額縁のよう
左上/沐浴所のように水が噴き出す全長30mのメインプール、左下/ロビーにはミュージアム級の絵画が展示されている、右/スパ施設のエントランスもまるで絵画の額縁のよう

サーファーでにぎわうエコー・ビーチから1kmほど北東、「ラ・リザーブ 1785」はジャワ伝統のジョグロ様式で建てられたブティックホテルです。アンティーク収集家のアンリエッタさんの住居を親交のあったフランス人女性オーナーが改築し、客室にはルネッサンス絵画やヨーロッパ調の家具を配置。素朴な村落の外れにあり、ユニークなホテルが多いチャングーでも個性が際立っています。

ラ・リザーブ 1758 La Reserve 1785

田園風景に囲まれて過ごせる芸術村 ウブド

毎晩のように寺院や王宮で華やかなステージが繰り広げられる
毎晩のように寺院や王宮で華やかなステージが繰り広げられる

最後に紹介するのは、伝統文化やアートで知られるウブドです。グラライ国際空港から車で1時間ほどの丘陵地帯にあり、周辺にはのどかな田園風景が広がっています。

目抜通りには、ウブド王宮、市場、美術館など見どころが多いため、ビーチエリアからのバスツアー客もたくさんみかけ見かけます。渋滞が慢性化しているので、余裕ある移動を心がけておきましょう。

ウブドの楽しみ方をチェック!

グルメ
★★★★★ 郷土料理やカフェがたくさん
買い物
★★★★★ 雑貨店やコスメが充実している
町歩き
★★★★★ 王宮を起点に田園地帯を歩こう
アクティビティ
★★★★★ エコアドベンチャーの起点

自然美に包まれた小さな楽園「ウマ・カライ」

話題のフローティングブレックファストが楽しめるウマ・カライ
話題のフローティングブレックファストが楽しめるウマ・カライ
左/水、風、大地など客室はサンスクリット語でネーミングされている、右上/ジョグロ建築で雰囲気のいいトリートメントルーム、右下/レストランではバリ人の女性シェフが郷土料理を提供
左/水、風、大地など客室はサンスクリット語でネーミングされている、右上/ジョグロ建築で雰囲気のいいトリートメントルーム、右下/レストランではバリ人の女性シェフが郷土料理を提供

ウブド王宮から5kmほど南西、ウマ・カライはサヤン地区の田園に囲まれたプチリゾートです。緑あふれる敷地に点在する客室は3棟のヴィラと3室のスイートのみ。メインプールからは田植えや稲刈りなど農村風景も広がり、慌ただしい日常生活をリセットするのにピッタリ。スマホの電源はオフにして心と体をフルチャージしましょう。

ウマ・カライ Uma Kalai

まとめ

いかがでしたか? ホテルの高級化が進むバリでは、各エリアのプチ郊外にあるリゾートを選択肢に入れるとお得に滞在できます。絶景プールやグルメ施設はもちろんのこと、癒しのスパやワークショップもホテル内に用意されているので、ひたすらおこもりするのも贅沢な時間の使い方ですね。

バリ島の素顔が垣間見えるロケーションで自分流のバカンスを過ごしてみましょう!

旅のバイブル「aruco 12 バリ島 2024年~2025年版」

話題のビーチクラブや人気のチャングー、絶景カフェ&パワスポ巡り、ウブドで雑貨探しなど、バリ島を楽しみ尽くす最新情報満載!

TEXT:小高雅彦(シエスタ)
PHOTO:有賀正博

筆者

地球の歩き方ウェブ運営チーム

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