コニャック・ジェ美術館
Musée Cognacq-Jay
マレ地区の邸宅で観る18世紀美術コレクション
エルネスト・コニャックは、屋台商人から身を起こし、デパート「ラ・サマリテーヌ」（2005年閉店※）を創設した人物。彼とその妻ルイーズ・ジェが収集し市に寄贈したコレクションを展示するのがこの美術館。もとはパレ・ガルニエ近くにあったが、マレ地区の瀟洒な邸宅ドノン館（1575年建造）に移された。所蔵品は、すべて18世紀のヨーロッパ美術。当時の貴族の暮らしぶりをしのばせる優美なインテリアに囲まれ、パステル画の巨匠モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥールの作品や、ブーシェ、フラゴナールなど、フランス・ロココを代表する画家たちのきらりと光る小品が並ぶ。ヴェネツィア景観画の第一人者、アントニオ・カナレットの作品も見逃せない。
写真
パステル画の巨匠モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール作『Portrait de la Présidente de Rieux』
18世紀のすばらしい家具調度や工芸品も必見 ⓒMusée Cognacq-Jay
基本情報
- 最寄りのメトロ（地下鉄）駅
- ①St-Paul
- 住所
- 8, rue Elzévir 3e
- 開館時間
- 10:00〜18:00 （入場は17:30まで）
- 休館日
- ㊊、1/1、5/1、12/25
- 料金
- 無料（企画展は有料）
- ウェブサイトのアドレス
- www.museecognacqjay.paris.fr
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