世界初のオープンデッキケーブルカー「カブリオ(CabriO®)」!

公開日 : 2016年08月22日
最終更新 :
シュタンザーホルン山頂の風景
シュタンザーホルン山頂の風景

ルツェルンから行けるハイキングスポットと言えば、リギ、ピラトゥスが思い浮かぶと思いますが、シュタンザーホルンホルン(Stanserhorn)もその一つ。
 
標高1900メートルのシュタンザーホルンへは、ルツェルンからエンゲルベルク(Engelberg)行きの電車に乗り、シュタンス駅(Stans)で下車。15分~20分程で到着します。

シュタンザーホルン駅(山頂行き)
シュタンザーホルン駅(山頂行き)

シュタンザーホルン山頂行きの駅はスタンス駅(Stans)とは別の場所に位置しますのでご注意を!
 
ルツェルンからの電車を降りて、左手方向、線路沿いに歩いていけば、方向を記す矢印が出ています。その先に線路が見えるので、その線路を渡れば直ぐにシュタンザーホルン山頂行きの駅が見えてきますよ。
 
シュタンス駅(Stans)からシュタンザーホルン駅までは、徒歩で10分程。
 
シュタンザーホルン山頂行きの駅に着いたら、レトロな木製電車がケルティ駅(Kälti)まで、素敵な風景と共に運んでくれます。一番前の席(車掌がいる場所)にも3名まで乗車できるので、空いていればラッキーですよ。ケルティ駅からは、オープンデッキ・ケーブルカーの「カブリオ」に乗り換え、頂上を目指します。


青:大人用の乗車券 赤:無料の子供用乗車券
青:大人用の乗車券 赤:無料の子供用乗車券
ケーブルカーがすれ違う瞬間
ケーブルカーがすれ違う瞬間

「カブリオ(CabriO®)」は、スイス企業が製作した、世界初のオープンデッキ・ケーブルカーです。上層部は30名乗る事ができ、風を感じながら360度の風景を楽しむことが出来ます。下層部は60名、全面ガラス張りのキャビンからも、眼下に美しく青く輝くフィアヴァルトシュテッターゼー(Vierwaldstättersee)を眺める事が出来ます。

通常のケーブルカーが1本のケーブルでつり下げられているのに対して、CabriOは
上下2カ所がケーブルで挟み込まれている状態で運行されています。

頂上へ着くと、帰りのケーブルカーの予約券をもらう事が出来るので、自分が帰りたい時間のケーブルカーの予約券をもらっておくと良いですよ。少し長く居たいな~と思う場合は、予約の変更は可能なのでとりあえず予約券をもらっておくと良いでしょう。
 

山頂にあるパノラマレストラン
山頂にあるパノラマレストラン
パノラマレストランの前に広がる展望台
パノラマレストランの前に広がる展望台

レストランではパノラマの景色を楽しみながら食事をする事ができ、時間のない方は、ルツェルンから日帰りで、食事を楽しんで帰るだけでも素晴らしい観光ができると思います。


ハイジと書いてある家
ハイジと書いてある家
マーモットがいるエリア
マーモットがいるエリア

展望エリアから少し登った場所に、山小屋があります。その山小屋の裏手には、アルプスマーモット住んでました。とても可愛いくて、朝10時前に訪れた時には、食事をしていて、2匹ともみる事が出来ましたが、11時頃再び覗いてみると、岩陰に隠れている様子で、みる事が出来ませんでした。
こんな素晴らしい風景が観れる場所に住んでいるアルペンマーモット、山頂へ行ったら会えますよ。

バーベキューエリア
バーベキューエリア

バーベキューエリアでは、蒔きが用意されているので、自分たちで火を起こして、持参したソーセージやパンを焼いて食べることもできます。ベンチとテーブルもあるので、山頂でピクニックも出来ます。

時間がある方は是非、シュタンザーンホルンでの、ハイキングやBBQをお楽しみください。

世界初のオープンデッキケーブルカー「カブリオ(CabriO®)」、スイス観光の際には是非、行ってみてくださいね。素敵な時間を過ごせること間違いなしです。

【データ】
場所:シュタンザーンホルン(Stanserhorn)
ルツェルン
中央駅からエンゲルベルク行きの電車で、シュタンス駅まで15分~20分程。
電車:ルツェル中央駅~シュタンス駅~シュタンザーホルン駅
URL:http://www.sbb.ch/home.html
(電車の時間は、SBBのサイトからご確認ください。)
 
ハイキングは1時間半~5時間半のいろいろなコースがあるので、下記のウェブサイトからご確認ください。
頂上付近のみの観光ですと、30分ほどで回れる場所もあるので、幼児を連れての観光でもオススメできる場所です。
URL:http://www.stanserhorn.ch/de(独、伊、仏)



筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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