ニューオリンズお勧め「ガンボスープ」はこのお店!
初めてのニューオリンズ。地元のバス会社で働くティーシャさんが仕事中に何度も勧めてくれた場所、彼女いわく「ニューオリンズNo.1ガンボスープ」のお店がここ「マザーズ(Mother's)」です。
ローカルの方達も必ずこのお店の名前をあげていたのです。そしていろんな人が結構行っているお店なので「食堂的存在」じゃないか?と想像できたので一回は行っておきたかった店でした。
そもそも「ガンボ(Gambo)」とは、ニューオリンズの名物料理でオクラのスープ。スパイスを効かせて具材もシーフードやソーセージやチキンなどが入っていて「我が家のガンボが一番さ!」なソウルフード。ガンボはオクラの意味なのでオクラは絶対入っていてそのトロミでスープの濃度をつけるのでマストアイテム。
店内の様子
ここは、入り口と出口が別になっています。入り口でメニューをもらい、カウンターで注文して席まで運んでくれるというシステム。朝ガンボと決めて出かけました。地元でも人気のお店でも意外に狭くてびっくりです。
もらったメニューにはオムレツやサイドオーダーの料理はあるのですが、肝心のガンボがない!カウンターを見たら、何とガンボは10:30からのメニューではありませんか!
ショック、かなりショック。よく見て見たらお客さん誰もガンボ食べてないし、みんなオムレツ食べてるし…
実は、ここに来たかった理由のもう一つが「World's Best Baked Ham」ハムを買ってサンフランシスコに持って帰ろうと考えていたのです。
二つの目的でやって来たのですがガンボは諦めざるを得ません。その代わりに「クロウフィッシュオムレツ(Crow Etouffe Omelet$12.50)」「コーヒー($2.75)」を頼みました。これは美味しかった!アメリカのオムレツでフワフワ感はあまり期待できないけど、ここはかなりフワッと感あり。それを思うとガンボはさぞ美味しいんだろうと悔やまれる。添えてあるグリッツ(Grits)と一緒に食べるとかなりしっかりした朝食になります。
オムレツとグリッツ
「グリッツ(Grits)」も南部の食べ物で、コーンを粉にしておかゆ状に練った物でマッシュドポテトみたいな柔らかさ、素朴なポレンタっぽい。朝昼晩いつでも食べられるので日本の白飯的存在かもしれません。
コーヒーもカウンターにカップを持って行けばおかわり自由です。その際思い切ってハムの持ち帰りできるか聞いてみました。「ハムをサンフランシスコまで持って帰りたいのだけれど…」レジの方は少し驚いたような表情になり、
用意できるかブッチャーに聞いてくれるようだったのでどうやらハムはゲットできそう。とりあえずコーヒーのお代わりをもらい待つ事にしました。ひたすら待った。
待つ事30分くらい、マネージャーらしき人が白い包みを2階から持って来てくれた。「サンフランシスコまではダイレクト便ですか?」と聞いてきたので夕方の5時に乗って5時間のノンストップと答えたら、それなら問題なく持って帰れるとにっこり微笑んでくれました。気をつけて帰ってと言ってもらって親切な方でした。この勢いで思い切って聞いてみた。
「実はここに来た理由はガンボも食べたかったのです。」
すると彼はガラス越しにウォーマーを覗き込み温まったガンボを見つけ「もうできてるからカウンターで注文して!」と驚くような答えが返ってきました。
シーフードガンボ
サービスまで時間にはまだ早い9時半頃。ティーシャはじめいろんな人お勧めの「シーフードガンボ(Seafood Gambo$7.00)」を頂くことができました。ハムの用意が早かったら食べられなかったのでは思うと「災い転じて福となす」「聞くのは一瞬の恥聞かぬは一生の損」そんな格言が頭をよぎりました。小どんぶりくらいの大きさにご飯も入っていて朝食にはちょうどいい。ほどよくスパイスが効いていてなんか止まらないスルスルと胃袋に入りあっという間に完食でした。(オムレツを食べていたのはすっかり忘れていた)
ダイニングルーム
全ての目的達成して改めて店内を見回してみると、ダイニングルームはいくつかの部屋の別れていてかなり広かった。
奥の調理場からは楽しそうな声が聞こえました。ここで働いている人皆このお店に誇りを持っているような気がしました。フレンチクオーターから歩いて15分ほど、少し距離はありますが是非行ってみてくださいね。
【データー】
店名:マザーズレストラン(Mother's Restaurant)
住所:401 Poydras ST New Orleans, LA 70130
Tel:1-504-523-9656
営業時間:毎日7:00~22:00
URL:http://www.mothersrestaurant.net
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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