スリランカは今どうなってる?入国規制や感染状況、町の様子をチェック!

スリランカ全土に出ていた夜間外出禁止令や移動規制も解除。入国は可能とはいえ、いまだ自由に旅行できる雰囲気ではなく、世界中の観光客であふれる本来のスリランカの姿に戻るには、もう少し時間がかかりそうです。コロナ後の旅行が待ち遠しいスリランカの2021年11月の入国事情や現地情報をお届けします。
観光客の受け入れ状況

8月末から9月にかけて猛烈な勢いで感染者が急増したスリランカ。1日の感染者数はおよそ1万人、死者は200人に及びました。しかし、10月に入って以来、感染者数は激減しており、11月25日現在の1日の感染者数は745人、死者数は23人。ピーク時の10%ほどまで落ち着いてきています。
すでに外国人の入国も受け入れもはじまっており、欧米人旅行者も少数ではあるが入国してきています。日本人の入国もすでに6月1日から可能となっています。
また、11月26日現在、2度目の新型コロナワクチン接種を終えている人の割合は64%となっています。

航空便・空港の状況

現在、日本とスリランカ間は、スリランカ航空の成田~コロンボ便が就航してます。成田発は火・木・土曜、コロンボ発は月・水・金曜の各週3便。(2021年11月29日現在)
入国に際しては、ワクチンの2回接種が完了している場合、到着後のPCR検査や隔離処置は不要。ただし、空港からの移動はバスなどの公共交通機関の利用はできないので、自分で手配する必要があります。(ワクチン未接種の場合、7日間の指定ホテルで隔離処置などが必要。)
なお、入国には以下のものが必要となります。
●ワクチン接種証明書の原本(英語が記載されたもの)
●健康申告書(Health Declation Form。紙面に記入して提出するか、オンラインで入力すると発行されるQRコードを提示することも可能)
●搭乗前72時間以内に検査したPCR陰性証明書
主要都市の町なかの様子

スリランカ全土に対して発出されていた午後10時から午前4時までの夜間外出禁止令は10月26日に解除されています。州をまたぐ移動も禁止されていましたが、10月31日でこちらも解除されています。
市民生活は元に戻りつつありますが、食料品店やレストランでは入場者数を制限するなどの処置がとられており、大型の商業施設などでは、日本同様、入口に検温と消毒スプレーまたは手を洗うための水場が設けられています。
外出時のマスクの着用も義務付けられていて、市街を往来する人、ほぼ全員がマスクを付けて歩いています。マスクをしていないと警察に注意されることもあるのですが、日本人に似た、スリランカ人の真面目な国民性がうかがえます。

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※当記事は、2021年11月26日現在のものです
TEXT: 『地球の歩き方arucoスリランカ』編集担当 松岡宏大
PHOTO: Yz、iStock
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2021年11月26日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html" target="_blank" style="text-decoration: underline">https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html"
target="_blank">https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。
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筆者
地球の歩き方書籍編集部
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。
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