神聖な空気を深く吸い込んで運気アップ! 心身を癒やす奈良のお寺めぐり

仏教伝来の地である奈良は、パワスポ好きな人にとっては避けては通れない神聖なエリア。豊かな自然と調和するように建つお寺も多く、春や夏は色とりどりの花々や眩しいほどの新緑が楽しめるのも魅力です。そんな数ある奈良のお寺のなかでも、思わず深―く深呼吸がしたくなる、開放感抜群な癒やしのお寺をご紹介します!
四季折々の花々が咲き乱れる「花の御寺」長谷寺(奈良県桜井市)

古くから観音信仰の聖地とされてきた長谷寺。真言宗豊山派の総本山として、全国に3000余の末寺をもち、『源氏物語』や『枕草子』などの古典の中にも登場する歴史あるお寺です。ご本尊は、約10mもの高さを誇る日本最大の木造観音像。観音めぐりをする多くの参拝者が全国各地から集まります。

長谷寺は「花の御寺(みてら)」とも呼ばれる花の名所で、一年を通じてさまざまな花が咲き誇ります。春は桜のほか、長谷寺の代名詞ともいえる牡丹も見頃に。山内には150種類、7000株もの牡丹が咲き誇り、4〜5月にかけては「ぼたんまつり」が開催されます。そのほかにも藤やシャクナゲ、ツツジなど多彩な花々が咲きそろい、一年でもっとも華やかなシーズンです。夏になるとレンゲや芍薬、クレマチス、アジサイ、そして水辺には蓮や睡蓮が浮かび幻想的な空気に包まれます。さらに、秋には萩や彼岸花、金木犀なども見られ、いつ来ても美しい風景が参拝者を迎えてくれます。

そんな長谷寺で手に入れたいのが「四季オリジナル御朱印帳」。長谷寺の風光明媚な四季を刺繍で華やかに表現した趣のある一冊です。御朱印の種類も豊富なので、気になったものはぜひ頂いて帰りましょう。
また、牡丹をかたどったキュートなお守り「花守り」もおすすめ。女性に嬉しい「美」に御利益があるというので、自分用のほか、家族や友人へのおみやげにしても喜ばれそうです。
■長谷寺
・住所: 奈良県桜井市初瀬731-1
・参拝時間・御朱印授与時間: 8:30〜17:00(4〜9月)、9:00〜17:00(10〜11月・3月)、9:00〜16:30(12〜2月)
・アクセス: 近鉄大阪線「長谷寺駅」から徒歩15分
・URL: https://www.hasedera.or.jp
静かな境内で静かに自分と向き合いたい唐招提寺(奈良県奈良市)

唐招提寺は、苦難の末に来日を果たした唐の高僧、鑑真和上(がんじんわじょう)が、759年に戒律を学ぶ人々の修行の道場として創建したお寺です。豊かな自然に包まれた静かな境内には、平城京の面影を今に伝える伽藍や仏像など数多くの国宝や重要文化財がどっしりと鎮座し、目を閉じると時間や空間の概念を失うような不思議な感覚を覚えます。

こちらの御朱印帳もとってもおしゃれ。宝蔵に眠っていた8世紀に中国でつくられたといわれる最古のレース(刺繍)を模した「方円彩糸花網(ほうえんさいしかもう)」と、同じく宝蔵から見つかった古い布を模した「紙裁文紋様(かみさいもんもんよう)」。いずれもオリエンタルな雰囲気と繊細なデザインがお寺の空気とマッチしていてすてきです。

唐招提寺ならではのイベント「うちわまき」は、鎌倉時代の高僧、覚盛(かくじょう)上人の遺徳をしのぶ法要で、毎年5月19日に行われる春の一大行事。「自分の血を与えるのも菩薩行である」と、蚊をうちわで追い払うよう戒めたという覚盛上人の故事から、その徳をたたえ、うちわを供えたことが始まりです。法要後に鼓楼からハート型の宝扇が参拝者にまかれ、これを授かると病魔退散や魔除けの御利益があるといわれています。(2022年は関係者のみで執行予定)
■唐招提寺
・住所: 奈良県奈良市五条町13-46
・参拝時間・御朱印授与時間: 8:30〜17:00(最終受付30分前)
・アクセス: 近鉄橿原線「西ノ京駅」から徒歩10分
・URL: https://toshodaiji.jp
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※当記事は、2022年4月25日現在のものです
PHOTO &TEXT: 『御朱印でめぐる全国のお寺 週末開運さんぽ』取材・執筆担当 土屋朋代
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筆者
地球の歩き方書籍編集部
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。
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