サンパウロの車両誘拐率

公開日 : 2008年10月31日
最終更新 :
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サンパウロは治安が悪いと言われています。

実際に暮らしてみると、常に周囲に不審な人がいないか気を配り、日が暮れた後の外出やファヴェーラなど危険な地域へ行くことを避ければ、そこまで危ない目に遭わないような気がします。

でも、365日24時間、ずっと神経を張り詰めるのは辛いですよね。

ITURANという車両用GPSシステム供給会社が2008年1月から4月にかけて、同社の顧客情報をもとに車両誘拐(注1)についての調査をしました。

これによると、サンパウロ市での車両誘拐のうち、76.09%が商用、23.91%が自家用車両を使用していた時に発生しています。

また、誘拐犯は午前中から昼過ぎに集中して犯行に及んでいることが分かりました。

例えば、午前8時から11時までの割合は30%以上。

車両誘拐は夜間に多発するものだと思っていましたが、午後8時から午前2時にかけてはたった4.4%でした。

車両誘拐発生率(時間帯別)

02時01分 − 05時00分 0%

05時01分 − 08時00分 15.2%

08時01分 − 11時00分 30.4%

11時01分 − 14時00分 23.9%

14時01分 − 17時00分 21.7%

17時01分 − 20時00分 4.3%

20時01分 − 23時00分 2.2%

23時01分 − 02時00分 2.2%

なるべく誘拐や強盗などの犯罪に巻き込まれないよう注意したいところ。

でも、不幸にして犯罪者に遭遇してしまった場合はどうすればいいのでしょう。

絶対に、抵抗する素振りを見せたり、相手の気持ちを高ぶらせる言葉を発したりしない方がいいとされています。

ただ、いざという時に、落ち着いて犯罪者の言いなりになれるかどうか……

皆さんは、どのような防犯対策をしていますか?

(写真説明:昼下がりのサンパウロ北区の道路)

注1:車両誘拐とは乗車時に誘拐されること。車両だけを盗む強盗とは違い、車両と車に乗っていた人間ごと連れて行くもの。犯罪の内容は、短時間被害者を拘束し、無理やり銀行からお金を引き出させる稲妻誘拐など様ざま

[参考資料]

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