パリの印象派達。
この時期には珍しい濃霧。 リンカーンパーク内のリージョン・オブ・オナーに出かけてきました。 霧の中で "考える人" もしっとり。
常設展示を見てから、昨年から展示されている "ミイラ" スタンフォード大メディカルスクールの協力でCTスキャンを使い検死。 その様子が案内されている部屋番号一番。 中央にはミイラの棺桶。 少し開いている蓋から見える古びた包帯が生々しく、怖かった。 この展示は10月31日迄。
また、写真作家のトレスさんが1965年から集め始めた富士山をテーマにした挿絵が入った古書の展示。 やっぱり富士山は奇麗な形の山ですね。 来年2月20日まで開催しています。
そして、26日迄のシティー・オブ・ライト展は、約45分ほどの無料ツアーに参加しました。1860年代頃のサロンの様子の風刺画。 1870年 "街灯" ができ始め徐々に印象派らしいタッチになってきていました。 モノクロで描かれたモネ、ドガ、ピサロの絵は、初めて見る希少な作品でした。 線の具合がやっぱり印象派って感じるのが興味深く、色彩の表現だけではないと納得しました。
エッフェル塔を題材にした作品コーナーで 「さて、この絵の中のどれがエッフェル塔でしょうか?」 と案内係のリムさんはクイズ。 注視して探す。
ヘンリー・リビエラの浮世絵風 "雪の中の工事中のエッフェル塔" は、10月16日から始まる "ジャパネスク展" にも展示予定です。 印象派の浮世絵的表現は、1867年パリ万博で薩摩、佐賀藩等の工芸品が大人気となり、ジャポニズムが印象派におおいなる影響を与えたと聞いた事がありましたが、私でも「浮世絵だ!」と分かるくらい、思いっきり "UKIYO−E" の世界です。
最終コーナーでは、様々なポスター。 ロートレックのポスターは、プリント等でよく見かける絵柄ですが、こんなに価値があるとは今日初めて知りました。
さて、『印象派の展覧会』 ですが、デ・ヤングミュージアムで9月25日からオルセー美術館の後期印象派展が開催されます。 これ必見です。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。