第21回オリンピック冬季競技大会 〜SFでは〜
2月初めは、大相撲関係がワイドショーの話題だったのに、日本時間の13日以降は、連日連夜 “イラナーク” という私も描けそうなロゴマークを見るようになりました。 バンクーバーオリンピックが始まりました。
1月末からしばらく日本にいましたので『がんばれニッポンン』の健闘ぶりをオリンピックデザインのビール片手に、時には涙しながら観戦していました。 競技だけでなくそれにまつわる話題もテレビ局方は、東奔西走で情報収集していらっしゃるようです。
ユニークなメダルは、王立カナダ造幣局製造、産業廃棄物から見事再生された物で現代錬金術を見ているようで興味深い。 母と娘のスキーに懸けた青春秘話、服装でチョット跳ねすぎてしまったけど本当は素朴な選手の事。 ご町内の皆さんはじめ、ニッポン全国津々浦々、老若男女、1億2千7百万人 ”にわかスポーツ解説者” でした。
成田空港の大型テレビもオリンピック。 まさに国中で選手を応援している。 SFに帰ったら時差に関係なく観戦できるし、その勢いでサンフランシスコ空港到着。
ごく普通の様子。 地下鉄バート車内、やっぱり普通。 家に近くでは、ワン子を普通に散歩させている。
「お帰りぃ〜! 日本は楽しかった?」 と声をかけてきたご近所さんも普通。
私: 「楽しかったです。 ところで、オリンピックは、どうですか?」
ご近所さん: 「・・・やってるわ・・・。」
何とも形容しがたいほど ”普通” でいつもと何一つ変わらず、気にしていない。 私がいなかった間の変化と言えば、桜が咲いたくらいなものです。
もしかして、チャイナタウンでオリンピックのTシャツ、トレーナーとか売っているのでは出かけてみると、、、。おりしも旧正月、赤や金色の正月飾りで盛り上がっていて、地域の青年達は、パレードの大旗持って走り回っていた。 虎のTシャツなんか売っていた。 普通の旧正月。
話はさかのぼり、1992年アルベールビル五輪。 フィギアスケートで日系3世のクリスティー・ヤマグチさんが金、伊藤みどりさんが銀メダルでした。 このヤマグチさんSF近郊の街ヘイワードの出身の方で、地元出身と言っても過言ではないのですが、当時の話を聞きますと 「メダリストとして、地元のメディアには出ていたけど、全米ネットワークでは、どうだったかわからない。」 という事でした。 日本代表選手だったら、、、荒川静香さんを知らない日本人は、いないのではないでしょうか。
新聞、テレビ、ラジオは、毎日報道していますし、興味のある方は、テレビに釘付けです。 でもそうじゃない人は ”それなり” にオリンピックを捉えているようです。
*写真は、ダウンタウンで最もオリンピックらしい場所 <ラルフローレン・ショーウィンド>
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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