2015年の旧正月初日。超ローカルな廟の様子
日本人にとっての新年は1月1日ですが香港人、中国人にとっては旧正月が元日です。中華系の祭日は太陰暦を使いますので旧正月は毎年変わります。2015年は2月19日が旧正月初日(中国語では初一)と言います。香港は24時間動きっぱなしの眠らない都市ですが、旧正月だけは一部を除いて街が"シャッター街"になります。
日本人が神社にお参りにいくように香港人も廟に行き祈願するのは同じです。香港では「黄大仙」と「車公廟」という2つ大きな廟があります。ガイドブックにも載る位有名で、たくさんの人が訪れますから香港のニュースにもその光景がリポートされます。それはそれでいいのですが、日本人全員が明治神宮に行かず地元の神社にお参りに行くように、香港でも家の近所の廟に行く人はたくさんいます。
そこで長沙湾(Cheung Sha Wan)という地区にある「黄大仙元清閣」の旧正月初日の様子をお伝えします。この廟の場所は工場街の近くにあること、高速道路沿いにあるなどアクセスは良くないのです。しかし現地を訪れてみるとやはり参拝者がいました。ほとんど崖のようなところを切り開いて作られた廟なので階段ばかりですが、上まで登りますと景色の良さを感じることもできます。参拝者は線香を購入して境内で祈りをささげてたり、お供え物をするなどしていました。日本の場合、神社の前に出店などがあったりしますがそれはありませんので、参拝したあとは帰宅の途につきます。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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