iPhoneをナビにしてNYを行く
▲写真はトロント国際空港でツイート中
今回のNYの旅の主役は、iPhoneとRICOH GXR。旅の記録は「EventJot」という写真とツイッターが同時にできるiPhoneアプリを使ってライブで伝え、一日の終わりにブログでのまとめで〆と計画。「現場でツイートするライブ感」を大切にしたい考えていました。終わってみると「EventJot」が大活躍。現実的には朝から晩まで休み無く歩き回ってクタクタに疲れた体、ホテルに帰ってからのブログは無理でした・・・
▲写真は初日の夜遅く、チャイナタウンで豪雨に襲われる・・
街歩きでiPhoneをインターネットにつなぐのは3G(携帯電話で使うインターネット・データ回線)。良く聞く話ですが、USから帰って来たら数百ドルの請求書が・・事情を問い合わせると、「データ通信を使われています」「そおいえば・・・・」そんなことにならないために、出発前に準備をしておきます。
私が使っているのはFido Canada。問い合わせると、「USに入ってキャリア(電話会社)が変わり、データ回線を使おうとすると特別なディスカウントパッケージが買える画面に切り替わるので、そこで手続きして下さい」とのこと。トロントからは出来ないんですね〜で、実際ニューアーク空港に着いてすぐ試してみました。すると上のような画面が出て来てデータパッケージを購入するよう促します。
めでたく$50の60MBというパッケージを購入。
実は途中で60MBを使いきってしまい、追加の$50を払う始末・・・結果的に3泊4日で使ったデータ量は送受信含めて100MBをちょい超えましたね。だったら$100のパッケージ(250MB)を最初から買っておけば良かったと・・・次回からはそうしようと思っています。
もちろん日本から旅行で来られる皆さんが、こんな風に3Gを使うことは無いかもしれませんが、それでもインターネットを使いたい場合は、携帯サイズのWiFiルーターのMiFiのサービスがお得のようです。(MiFiレンタルのウエブサイト)
さて、ここからが本題。今回の旅、出発前に3つのキーワードを決めてみました。
1)いつものように地下鉄と徒歩で街歩きを中心に
2)ブルックリンに行き、そこからNYのダウンタウンの夜景を撮る
3)10周年を迎えた9/11跡地を自分の目で見る
出発前にはガイドブック、ウエブサイト、現地のブログなどで情報を収集し、街歩きに適したホテルを予約しておき、現地に着いたらiPhoneをナビにして街歩き。iPhoneナビのルールは3つ。
1)地下鉄のナビはマップが表示出来るアプリを使用
2)現在地の確認、ルートの確認はGoogle Map アプリを使用
3)分からない事が起きたら、その場でネットにつなげて調べる
例えば、初日のニューアークからNYのダウンタウンに出る際にNJトランジットという列車を使ったのですが、ちょっと不安になったのでその場でネットでNJトランジットのウエブサイトを出して路線図をiPhoneで早速確認。(下の写真)
帰りはNYのペンステーションからニューアーク空港までの列車に乗り込む際に、出発時間やどの列車がニューアークに行くのかをiPhoneからNJ トランジットのウエブサイトにアクセスしてチェック。駅員さんに聞いてもいいのですが、たぶん早口の英語ではわからないでしょうね・・・・そういう意味でも、じっくり画面をみながら調べられるのは非常に便利です。
この他でも、タクシーに乗っている時に、本当に行きたい方向に向かっているかどうかを車中で調べる為に、Google Mapを使ったり(下の写真)
徒歩と地下鉄を使って目的地に向かう場合のルートをGoogle Mapを使って調べたり(下の写真)と大活躍しました。
何と言っても方向がすぐわからなくなる私にとって、「今自分がどこに居るのかがリアルタイムでわかる」のは、とても安心。現在地をGoogle Mapに表示させるこの画面は、何度となくiPhoneの画面に登場しました。
気をつけたいのは、Google のルート検索は完全ではない、ということ。例えば、地下鉄の乗り継ぎ情報は、週末の工事で動いていない路線情報が入っていなかったので、駅についてみたら指示されたルートが使えない、ということがありました。
ルート指示では「L」ラインに乗るように、という指示ですが、実際の駅では、入れない・・・
近くを見回すと、こんな表示があったのです。
この時活躍したのが地下鉄マップ。iPhoneアプリであらかじめインストールしておいたのはフリーのシンプルなやつですが、それが一番分かりやすいです。落ち着いて、現在地の確認と、どう乗り換えられるのかを考えてiPhoneとにらめっこ。
結局新しいルートを自前で探し出して、無事目的地に到着。最初はびっくりでしたが、終わってみるとこれが良い想い出に。
さらにこの経験を通して地下鉄のルートに少し詳しくなり、それが安心して地下鉄が使えるようになることにつながって行くわけですから、トラブルも快適な旅のスパイス、というところでしょうか。。。
チャイナタウンからブルックリン橋を渡って、ブルックリンハイツに行った時にも、私の設定の問題だったのか、マンハッタン橋をわたるルートが表示されているのに気づきました。
ま、こういったことは良くある事と、現在地を表示させながら、ぶらぶらとブルックリン橋に向かった訳です。
そしてめでたくブルックリン橋に到着。
存分にブルックリン橋の徒歩の旅を堪能することができました。Google Mapの使いこなしにも技が必要かと思いますが、ツールを過信する事無く、その時々で使い分けながら情報を得るということがコツでしょうね。
ブルックリン橋を渡りきり、ブルックリンハイツに向かうのもiPhoneのナビにおまかせ。
お洒落な散歩を楽しんだあと、
見晴らしの良い場所に向かいます。
この場所には夜もう一度戻って来て、美しいマンハッタンの夜景を見ることが出来ました。
前後しますが、ブルックリン橋に渡った後、ブルックリン公園でフェリーを発見。
歩き疲れたこともあって、この後はフェリーを使ってマンハッタンに戻る事に決定。この辺はiPhoneで調べたりせず、その場の気分で決めて行きます。乗ってみると風が気持ちよかった〜
着いた先からヘリポートが見えたので、何の計画も予約も無く行ってみました。かなり待たされましたが、ヘリの遊覧飛行も体験!
30分200ドルと、ちょっとお財布にはやさしく無いんですが、どうしても上空からマンハッタンと9/11の跡地を見てみたくて・・・かつてのグラウンドゼロ。
こんな感じで続いたNYひとり旅。自分がいまどこに居て、どの方向に向かっているのかが分かるのはとても心強い旅の味方です。
▲ブロードウエーは大変な人だかり・・・
たまたま私のツイートを見ていた方から、「昼飯だったらジャイロがうまいよ」というコメントをもらったりして、こういう現地情報に出会えるのも嬉しかったです。(写真は、「チキンオーバーライス」。ジャイロじゃなくてごめんなさい・・・)
ガイドさんがツアーをしてくれるわけではない、全くの一人旅。「迷い込む」のも楽しみの一つと考えて、アドベンチャー気分を「安心して」味わうためのナビとしてiPhoneを使った今回の旅は、フットワークも軽く、なかなか楽しいものでした。特に、分からない時に人に尋ねることが苦手な私、iPhoneは頼りになる相棒でした。
▲偶然見つけたフリーマーケット・・・
予定をたてないと言っても、事前準備は怠り無く。観光目的ですから、あまり人気のない所に入ってゆかない事。電話を使ってはいけない場所でiPhoneを操作しないこと、交通も混雑していますから、iPhoneを使う時は必ず立ち止まり、人のじゃまにならない場所に移動すること、など、一般的に注意すべき事は守って下さいね。
以下はNYひとり旅の詳細を「EventJot」を使って3泊4日をツイートしたものを時系列にまとめたものです。どうぞご覧下さい。
写真はすべてRICOH GXRというコンパクトデジカメで撮っています。実際はiPhoneを連携させて写真を送り、iPhoneからツイートしています。ここで使っている写真もすべてGXRでしたので、今回は一眼レフはお休みです。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。