ゲートウェイの倒産について
この度(っていっても既に結構前だけど)、日本の大手留学エージェントのゲートウェイ21が倒産しましたね。
実は、自分は 2年ほど前から、到着したばかりのワーホリや留学生などを対象として、既に現地で生活をしている知り合いなどにも手伝ってもらったりしながら、無料オリエンテーションというのを開催しているのですが、この中で最近 2名ほど、この ゲートウェイの被害に遭ったという人がいました。
聞く話によると、既に支払ったサポート料はもちろん、学校の費用も返ってこない、更に、その学校の費用は学校に支払われておらず、結果学校にも行けないという最悪な状況らしい。
下記インターネットのニュースから抜粋...
留学斡旋の大手「ゲートウェイ21」は経営が悪化し、9月26日に営業を停止し、2008年10月1日、東京地裁に自己破産手続き申し立て。弁護士によると、負債総額は約 12億円以上。
また、これにより、留学費用を支払ったのに渡航できなくなる被害者約1800人からの返還要求分が 9億円以上。
被害者の中には、留学のために財産をつぎこんだり、現在働いている仕事を退職した人、さらには、家を引き払った人などもいる模様。
これはヒドイ!!
それにしても、すごい被害人数とすごい金額。。。
しかも、既にお金が回らなくなっている状態になっていたのにも関わらず、利用者からお金を取っていたという事実もあるようで、まさに詐欺行為。
刑事告訴すると言う話もあるようですが、正直、勝とうが負けようが、お金が返ってくるわけじゃなく、被害に遭った人たちにとっては全く金銭的な助けにならないのが口惜しいところです。
また、これだけ叩かれている社長さんも何だかんだ数ヵ月後には何事も無かったかのように普通に生活しているかもしれませんしね。いろんな意味で精神的に口惜しいですが、それが現実です。
お金とは、無い人/会社からは、いくら他人が頑張っても出て来ない、そして、このお金が無い側もまた被害者であり、それを逃れるための法律もきちんと用意されている。力ずくで取ろうとすれば今度はそっちが犯罪者となってしまう。
がしかし!!諦めるのはまだ早い!
少なくともバンクーバーには今回の被害に遭った人達を救うために、いくつかの学校が、被害に遭った人を無料で受け入れるなどの処置を取っており、また、実際はそういうアナウンスをしていない学校でも個別に他のエージェントなどを通して、無料、または特別料金で、行く予定だった学校に行かせるなどの対応もしているのです。
被害に遭ったという方は、まず、自分が行く予定だった学校に問合せてみる、または他のエージェントなどに相談してみたら意外に何とかなっちゃうかもしれません。
心の傷を癒すには時間がかかるだろうけど、ここで諦めてはいけませんっ!!
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