チロルで行われるキリスト教の行事
ゼアブス!
皆さんご存じかと思いますが、オーストリアはカトリックの国です。そのためキリスト教において何かがあった日は大抵が休日になり、更にその中で特に重要な日は町で大々的にイベントが行われます。
そこで今回は先月のFronleichnamで行われた行事についてご紹介します。
まずFronleichnamとは日本語では聖体の祝日といって、人々のために犠牲となったキリストに祈りを捧げる行事です。
この日は村の教会に旗が掲げられます。
そして神父さんを先頭に村の人々が教会まで行進。
チロルの道端や村のあちこちにはキリストやマリア、その他聖人の像が建てられているのですが、教会に着くまでその像の一つ一つの前を通る度にミサが行われます。
多くの人が参加しているのでこの日は村の主要道路のほとんどが交通止めになり、観光客もしばらく待たされることに...。
村の人達は正装で参加。一人一人銃を持っていますが、ミサの前と後に空に向けて発砲します。
祈りを捧げる像は小さな村でも数メートルおきに何体もあり、少し行進してはミサ...の繰り返しなので全て終わるまでけっこう時間がかかります。
村にかかる橋にある像。普段はここまでの装飾はありませんが、花やキャンドルが絶える日はありません。
村の中だけでなく道端に建っている像も常にきれいで花が供えられているところにこの地方の人達の信仰の深さが分かります。
この日は昼過ぎまで村には銃声が鳴り響きました。
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