ワイン祭り
![trifonzarezan-1.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-1-thumb.jpg)
毎年2月14日はブルガリアではワインのお祭りがあります。
(一ヶ月遅れの古いネタですみません><)
![trifonzarezan-2.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-2-thumb.jpg)
トゥリフォン・ザレザンと呼ばれるこのワイン祭りは、葡萄畑がある町ならどこでもあるポピュラーなお祭り。
葡萄の枝きりをし、新たに葡萄の植樹をしその若い苗が健康に育つため
また、枝きりをした葡萄も健康に育ち、一年の豊作を祈願するお祭りです。
![trifonzarezan-3.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-3-thumb.jpg)
ワイン好きのブルガリア人は近隣の村々から誰もが喜び勇んでワイン祭りに集まります。
![trifonzarezan-4.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-4-thumb.jpg)
伝統衣装をまとった大鐘を腰につけた村人が町を練り歩くのですが、
腰につけた大鐘による騒音で春を呼ぶ精霊「ババ・マルタ」を冬眠から起こすとされています。
![trifonzarezan-5.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-5-thumb.jpg)
こうして大鐘によって起された精霊「ババ・マルタ」は3月1日になってようやく目覚め、
ブルガリア中に春の息吹を吹き込むと伝えられています。(マルテニツァ)
![trifonzarezan-6.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-6-thumb.jpg)
町を練り歩いて辿り着く先は葡萄畑。ここで神聖な儀式が行われます。
![trifonzarezan-7.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-7-thumb.jpg)
神父によってブルガリア正教の教えに基づいた豊作祈願の祝福の言葉が述べられます。
![trifonzarezan-8.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-8-thumb.jpg)
祝福された葡萄を持ち主や関係者が剪定していきます。
剪定された枝はまた違う場所に埋められるか、親しい人に贈ります。
![trifonzarezan-9.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-9-thumb.jpg)
葡萄畑での儀式が終わったら村にある各ワイナリーに散り散りに帰っていきます。
村人や見学者はその場で招待されたワイナリーに一緒に行くことができます。
![trifonzarezan-10.jpg](/sofia/images/trifonzarezan-10-thumb.jpg)
で、ワイナリーで振舞われる昨年仕込んだばかりのヌーヴォーを飲んで
もう後は飲めや歌えや踊れやの大騒ぎ。
みんなべらぼうに酔っ払いますが、みんな終始笑顔で仲良いです(^^)
ちなみに2月から4月にかけて、ブルガリア全土で大小沢山のお祭りが開かれます。
大きいものだと2月20日はトドロフ・デンという馬のお祭り。
3月1日は春の精霊ババ・マルタ祭り。3月28日は花祭り。4月5日はイースター。
小さいものは地方や村によって違いますが色々ありすぎで、実は明日もソフィア近郊の村でお祭りがあるので行ってきます。
お祭り好き、ブルガリア伝統に興味がある方は2月〜4月にブルガリアに来るのもありかもです('-'*)
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。