サヴォア地方統合150年記念行事のご紹介
12月にジュネーブのエスカラード祭についてご紹介しました。このエスカラード作戦を行った国は、現在のフランスのサヴォア地方（オート・サヴォア県とサヴォア県）を含む西はレマン湖周辺からは東は現在のイタリア北部のトリノTurin周辺、南は現在のニースNiceまでを領土としていたサヴォア家の所有するサヴォア公国という国でした。18世紀には現在イタリアの領土であるサルディーニャ島もサヴォア公国の一部となりました。フランスとオーストリアの間に挟まれ、度々干渉を受けていたサヴォア公国は、1858年にナポレオン3世率いるフランスと同盟を組んで2回目の対オーストリア戦争に乗り出しました。同盟側は勝利し、その謝礼としてサヴォア公国から、サヴォア地方及びニース地方がフランスに割譲されました。この正式な統合決定は1860年4月でした。こうしてサヴォア及びニース地方は現在の地図に見るようにフランスの一部となったのでした。
今年2010年は、この統合から150年目にあたります。統合150周年を記念して、サヴォア県及びオート・サヴォア県では各地で記念イベントが数多く予定されています。以下、主な行事予定です。チャンスがあればぜひ参加されてみてはどうでしょうか。
〈カリヨン演奏〉
レ・ジェLes Getsにある自動演奏音楽博物館からカリヨン自動演奏が行われます。
6月10日 パリ モンマルトル
7月16日 国際自動演奏音楽祭記念演奏
〈展示会〉
オート・サヴォア 1810年から2010年までの歩み
3月中 アヌシー
〈オーケストラ・コンサート〉
●サヴォア地域オーケストラによる統合150周年記念コンサート。
5−6月中 6回のサヴォア県及びオート・サヴォア県の生徒たちの演奏
●アヌシー出身の作曲家、エティエンヌ・ペルションEtienne Perruchonによる無料野外コンサート
6月12日 トノン・レ・バン Thonon-les-bains
6月18日 アヌシー
その他にも各地で写真や統合に関連するドキュメンタリー上映などもあります。
詳細は以下のウェブサイトで。
www.150ans-paysdesavoie.fr
言語は全て仏語ですが、Rendez-vousのページを見ると、各月ごとのイベントが掲載されています。
関連記事
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。