クロアチア 秋冬の味覚の季節がやってきました
日に日に寒さを増してゆくザグレブ。
街の木々の葉も黄色く染まり、徐々に落ち葉が道を覆うようになってきました。
道に落ちているのは落ち葉だけではありません。道端に栗の木が植わっていることが多いザグレブでは、せっかくなった栗の実たちが通行人や車に踏まれてぺしゃんこになっているかわいそうな姿をよく見かけます^^; 私は拾って食べたことがないので、どんな味がするのかわかりませんが、ザグレブっ子曰く「食べようと思えば食べられる」とのこと。
そんな秋の味覚の栗はザグレブっ子の大好物!町のケーキ屋さんではマロンケーキがショーウィンドーに並びだし、夏にトウモロコシを売っていたおじさんは、焼き栗を売っています。
クロアチアのスーパーでは、2週間程からみかんも出回るように。
甘酸っぱいみかんを食べながら「あぁ~、もう冬はすぐそこなんだ」としみじみと感じる今日この頃です。
ちなみにクロアチア国内で出回るみかんのほとんどが、クロアチアの南、ダルマチア地方に位置する「ネレトヴァ」と呼ばれる地域で採れたもの。スプリットからドブロブニクに向かってバスや車で走っている途中、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの町「ネウム」周辺で上の写真のようなみかん売りの屋台がたくさん見えてきますが、このあたりがネレトヴァと呼ばれる地域です。
日本の繊細で甘いみかんに比べると、少し酸っぱくてワイルドな味がするクロアチアのみかん。今からの時期しか食べられないので、旅のお供にぜひ買って味わってみてくださいね♪
(クロアチア冬のおふくろの味、サルマ)
そして、これからの季節、クロアチア家庭の食卓に頻繁に登場するようになる料理と言えば「サルマ」。このブログでも何度か紹介したことがありますが、サルマとはお米が混ざった肉団子を酢キャベツで巻いて煮込んだロールキャベツのようなお料理で、クロアチア人にとって"おふくろの味"的存在の料理。冬の料理であるサルマは、夏場はレストランでも提供していないことが多いのですが、10月に入ってからサルマを提供するレストランも増えてきました。
「サルマ、食べてみたいな~」と思う方におすすめのレストランは、以前にも「ザグレブでクロアチアの家庭料理を食べるならココ!」と何度かおすすめしてきた「プルゲル」。
先月中頃くらいからレストランを訪ねる毎に、オーナーのスタンコさんに何度も「サルマありますか?」とに聞いてきましたが、10月に入って「キミが楽しみにしていたサルマ、始めたよ!」とニコニコ教えてくれました。
ちなみに、ボリューム満点のプルゲルの料理。日本人の胃袋サイズでは、かなり量が多く感じる方も珍しくありません。小食の方ならサルマ1品とパンだけでもおなかいっぱいになってしまうかも...。たくさん食べられる自信のない方は一度にたくさん注文しすぎないようにご注意ください。
今日近所のスーパーに行くと、10個くらいまとめてネットに入った「お買い得用」のキャベツがずらり。そろそろ各家庭でも、冬に向けてサルマ用の酢キャベツ作りが始まりそうです。
(ひと冬分どころか、3年分くらいありそうな我が家のアイヴァル...)
先月の中頃は「冬に向けての保存食作り!」とアイヴァル作りで忙しそうにしていたうちのママですが、今度は近々酢キャベツ作りをすると張り切っています。(アイヴァルとは赤パプリカとなすび、スパイスなどをから作られたペースト状の保存食のこと。クロアチアのレストランでグリル料理を注文すると、お肉の横に添えられているあの赤いペースト状のものです!)
栗スイーツにみかんにサルマ...これからクロアチア旅行にお越しのみなさん、秋冬のクロアチアの味覚をぜひ堪能して行ってくださいね!
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