((緊急パラグアイ))政情不安
アルゼンチンと北部で国境を隣接しているパラグアイでは、本日6月22日、議会の弾劾により、ルゴ大統領が辞任せざるを得なくなりました。
パラグアイ各地で土地なし農民の不法占拠問題により、警官隊との衝突などで死者が出た問題などの責任追及となっていますが、これは表向きの理由で、議会による大統領へのクーデターとしてアルゼンチン大統領はとらえ、これを認めないという声明を発表しています。また一方で、ブラジルはメルコスール南米共同市場からパラグアイは離脱すべきという示唆を具体的な経済制裁に出ることを南米各地へ呼びかけています。
http://www.lanacion.com.ar/1484357-unasur-y-mercosur-tomaria-medidas-severas-ante-la-remocion-de-lugoアルゼンチン大統領の対応を伝える新聞 ラ ナシオンへ
この日、アスンシオンの都心部ではルゴ擁護派が議会を取り囲むなどしましたが、
町中が騒然となっています。
パラグアイへ行こうHPによると「これで平和的に政権譲渡が行わる見通しとなり最悪の事態は避けられそうです」
現況の刻々とした解説がありますので、興味がある方はよんでいくといいでしょう。
しかし、現在の大統領を、アルゼンチン、ブラジル、ベネズエラ、エクアドル、が
軍事クーデターGOLPE MILITARと指摘し、新大統領を認めない方針でありますから、国境閉鎖などあるかもしれません。
#警察の鎮圧など武装部隊が出てくるときもありますので、パラグアイの首都アスンシオンの様子に注意しましょう。
筆者
アルゼンチン特派員
相川知子
1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。
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