8月の風物詩。スイカ売りの屋台で食べる切り売りココーメロ!
特派員には毎月"お題"というものがあるのですが、今回のお題 "8月の風物詩" でローマらしいものを考えてみました。それは、町で良く見るスイカ売りの屋台です。
スイカはイタリア語ではココーメロ(Cocomero)、もしくはアングゥーリア(Anguria)といいます。イタリア南部に行くとまた別の呼び方があります。
イタリア語では、アクセントの位置は多くの場合、後ろから2つ目の音節の上に落ちるので(良く聞く"ムッソリーニ" 風に)、"ココメーロ"と発音してしまいそうですが、この単語は2音節目に落ちず正しくは"ココーメロ"です。
先日、更なる変形版を聞きました。八百屋さんに、"私にコッコメーロン下さい!"と発音していた移民さんがいたのですが、イタリア人のおじさんもコッコメーロンですね?とリピートして返答していたので、コッコメーロンってニワトリとメロンを足したような名前だなぁ思ったら、もうおかしくて一人で野菜を見ながら笑っていたと思います・・・。
↑ この時期の風物詩、スイカ売りの屋台です。
カットしたスイカは一切れ2ユーロ程。
イタリアのスイカで良く流通しているのは、横に長いフットボール(とんがりはないが)の様な形のスイカです。大きくて重いので、一個丸ごと買って運ぶのは至難の業です。
↑ スイカの屋台は深夜まで開いていて、屋台の周りにはイスとテーブルがあり、夕食後の散歩時などに立ち寄って食べる人が多いです。家のすぐ近所にも屋台があるのですが、夜22時頃に通るとテーブルとイスはご老人でいっぱいで、皆、お喋りをしに来ているんだなと分かります。
スイカの他にはよく一緒にフルーツポンチも売っていますが(写真左側)、イタリア人はフルーツポンチが大好きです。(信じられないほど砂糖を大量に入れます!)
↑ フルーツポンチを買って帰っても、大抵、この様にコテコテにアレンジされて出てきます。(イメージ画像)
誰にとっても痩せるのは難しそうな国・・・。
8月お題 "8月の風物詩"
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。
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