お金を使わずに夕食を乗り切る方法。節約旅行のちょっとしたコツ。スーパー利用 その2
前回(その1)のアペリティーヴォを利用して夕食代を浮かす方法が大好評でしたので、今回はスーパーマーケットを利用して出費を抑える方法です。旅行のプランは人様々で、食費にまわすお金を美術館などの入場料や、ショッピングに使いたいという節約旅行者の方もいらっしゃると思います。 そのような方は、夕飯は(昼食も)レストランで食事をせず、ホテルに戻る前にスーパーマーケットで仕入れましょう。数人ならホテルのお部屋でパーティー風にして楽しんでしまいます。一人であっても、テレビでも見ながらゆっくりとくつろぎながらのお食事です。
1.スーパーでは野菜、フルーツを購入
日本に比べるととても安価な商品といえば何といっても野菜、フルーツです。特に旬の果物は驚く程安く、どんぶり一杯食べても130円位だと思います。果物ナイフがあれば、色々な種類のフルーツを刻んでヨーグルトの中に入れると、お腹も膨れて良いと思います。果物は体にいいですし、イタリアではバラ売りですので、お好きなフルーツ1個からでも購入できます。4~5種類毎日日替わりで楽しんでみて下さい。
中身はオレンジ色の果肉でいい匂いを放っています。広告の目玉商品ではありませんでしたが、普通に安いと思います。生ハムとメロンにしても。
1個2kg近いメロンは、大人の女性の方でも食べきるまで数日かかります。1ユーロ128円で計算しても安いです。食べきれなかったメロンちゃんはお部屋の冷蔵庫に。
2.イタリアは肉類が日本に比べて安い
鶏の丸焼きは1匹4.5ユーロ位から購入できます。6ユーロであってもお奨めです。鶏1匹で1~2人分の量があります。焼く時に味付けされているのですぐに食べられます。ちなみに鶏の丸焼きはピザ屋さんでも売っていることがあります。ローストポテト(ごろごろと一口大に切ってローズマリーと塩で味付けし、オーブンで焼いたもの)は鶏の脇にサービスでつけてくれる店もありますが、このジャガイモだけでお腹が一杯になるくらいです。
3.お惣菜コーナーで簡単なものを購入
お惣菜コーナーでは茹でた野菜や野菜のグリルなどが手に入りますが、調理されているものなので日本と同じように出来合いのものは若干お値段は高めになりますが、1パックの量は1人分で使いきれるので、便利度は高いです。ラザニアや肉団子などいろいろあります。
お惣菜コーナーでパスタを買うとものすごく出費が抑えられます!このパスタは100g(1人分)で日本円に換算すると123円程です。夏はお米のサラダもあります。お惣菜コーナーにはイワシの酢漬けなど色々あります。
4.イタリアならではの商品で、イタリアで買うからこそ安いものをスーパーで購入
パルミジャーノチーズ、モルタデッラ(ものすごく太いソーセージでダイス状の豚の脂が入っており薄くスライスしたものを食べます。ピスタチオ入りのものはお奨め)、生ハム、モッツァレッラチーズなどのイタリアならではの食品をスーパーで買って食べることです。 モッツァレッラチーズなどを単品でレストランで頼む場合とも比較しても断然安いです。 言うまでもなく、これらのものを日本で食べたとするともっともっと高価になります。生ハム、モッツァレッラチーズなどは空港で買ったとしても、日本に持ち込めないので、ここで食べておくしかないです。パルミジャーノチーズはおつまみや携帯にも便利な一口サイズのものもあります。
5.ワインなどアルコール類もスーパーで買うと安い
スーパーでは、ワインは安いものでは1リットルで100円位です。
旬の果物は驚く程、安いです!このスイカは1kgで37円程。小さく色の濃いまん丸なスイカもあります。
6.デザートも迷わずスーパーで購入
デザートも、デザートコーナーで買うと(乳製品があるあたり)ティラミス、パンナコッタ、チョコレートムース、プリンは1個120円位です。ティラミスはレストランで頼むと安いお店でも1個5ユーロします。
7.カップスープやポタージュを一緒に食べると、満足度アップ間違いなし!
それだけでは味気ないという節約旅行者の方は、日本からカップスープやポタージュを持参する方法です。ホテルのお部屋で携帯湯沸し器でお湯を沸かして注ぐだけなのですが、その時にスーパーの缶詰コーナーに売っている加熱済みのインゲン豆、レンズ豆、ひよこ豆、白豆、グリーンピース、コーンなどを入れてかさを増やすと満足感たっぷりです。電気ポットはご持参されなくても、各部屋に電気ポットがあり、いつでも自由にお茶を飲んだりできるホテルもあります。(Mecenate Palace Hotelなど) カップスープの持参を忘れてしまった場合は、もちろんスーパーにもクノールなどの粉末のものが売っています。だいたい1袋(2人分)で1.2ユーロ位です。ポルチーニ茸味、アーティーチョーク味などイタリアならではの味が揃います。かさを増やすために、お惣菜コーナーで茹でたブロッコリーなどがあれば入れてみると良いと思います。
8.水だってスーパーで購入!
飲料水もスーパーで1.5リットルか2リットルの大きいものを購入しましょう。安いブランドの商品だと、1本2リットルで0.18ユーロ位からです。バールや街中の屋台で買うと、500mlでも2~4ユーロはしますので、毎日だと思うと侮れません。毎朝ホテルを出発する前に1.5リットルの大きい容器から500mlの小さい容器へ移しかえて出かけるか、スーパーで一番最初に500ml入りの水を購入して、中身が空になったらその都度、街中にある噴水で補給する方法です。節約中のイタリア人も大概この方法です。
9.お菓子などもバールでちょこちょこ買わない!
飴やお菓子などもバールでお会計をする時、レジの所にあるので一瞬魅かれ手を伸ばしそうになりますが、スーパーマーケットが一番安価ですので歯をくいしばって我慢です。スーパーでまとめて買って街歩きに持参です。
10.ホテルの朝ごはんをたらふく食べて、昼食を摂らない
最後になりましたが、3つ星以上のホテルに滞在なら、朝食もバイキング方式で充実しているかもしれません。朝ごはんをホテルでできるだけ沢山食べて、昼食は抜きにするという方法も可能です。 ローマにある主なスーパーマーケットの種類です。 CONAD、Sma、CARREFOUR、GS、STANDA、COOP 、PAM、ELITE、PANORAMA、AUCHAN、DESPAR (日本ではSPAR)、Todis、Tuodiなどがあります。スーパーによって商品の値段に差があります。通常、ローマ中心部のスーパーはお値段も少し高めの設定となっています。 節約旅行者の方はスーパーを利用して色々工夫されると、出費を抑えられると思います! そして優秀な節約旅行者さんはこれを忘れてはいけません!スーパーではプラスチックの袋はだいたい1枚0.1ユーロします。お買い物袋を持参するのをお忘れなく!
野菜と果物は量り売りのバラ売りですので、たらふく食べちゃいましょう!楽しいご旅行を!
筆者
イタリア特派員
阿部 美寿穂
ローマからイタリアの日常やイタリア旅行に役立つ情報などをお送りしています。
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