この時期のイタリア旅行中のビタミン補給＆免疫強化（７月の旅行編）

今回は、旅行中に手軽にできるビタミン補給＆免疫力強化のちょっとしたコツを、「ハテ、私が旅行者だったらどうするか？」という視点からお伝えします。

直行便で東京を出発してから約12時間後、ローマに到着です。

今の時期、日が落ちて暗くなるのは21時頃の為、夕方に到着してもまだまだ街歩きを楽しむことができます。一度荷物をホテルに置いてから、近くをぶらぶら歩いてみたいと思います。

まずは街歩きの途中で、Bar（バール。バールはこういうところ 過去記事）に立ち寄って、長旅の疲れを癒すため、生オレンジジュース Spremuta（スプレムータ）を飲んでビタミン補給です。

注文すると、お店の人がその場でオレンジを2～3個絞って、フレッシュジュースを作ってくれます。値段はローマ中心部で1杯2.5ユーロ程です。オレンジをベースに人参（カローテ）とセロリ（セーダノ）を入れて野菜ミックスジュースにしてくれるところもあるので聞いてみましょう。

ビタミンＣとカロチンたっぷりの生オレンジジュースは、うっかり日焼けしてしまった肌にも効果的。生ジュースはイタリアでは良く飲まれます。

翌日、市内観光に出かけました。

ところが、観光に夢中になって歩きすぎた為、頭が痛くなってしまいました。一人旅の緊張のせいもあるのかもしれません。また気合を入れてモニュメントを見ていたため、目もなんだかぼやけてきました。

そんな時は、早速バールに立ち寄って、ブルーベリージュース Mirtillo（ミルティッロ）をたのみます。ジュースが出てきた時はさすがに濃い色にびっくりしますが、味はさっぱりしていて最高です！すでに瓶詰めされているジュースですが、ブルーベリーは抗酸化作用も強く、体にとってもいいんですよ。

すっかりリフレッシュしてバールを出ますが、お口が紫色になるので注意して下さい。

さていよいよ昼食タイムとなりました。世界中どこを旅しても、大切なことは旬のものを食べること。これこそが免疫力アップの秘訣です。

例えば、この時期のローマで良く食べられている旬の野菜＆果物はモモ、スイカ、イチジク、メロン、トマトなどです。野菜や果物は日本に比べると驚くほど安価です。旬のものは栄養価も高いし味も良いのでお奨めです。

旬の果物はスーパーマーケットや青空市場で購入したり、デザートは旬のフルーツ入りのものを食べるなど（タルト、ムース、ジェラート等）工夫してみましょう。

また、きのこ類は免疫力を高めるといわれているので、きのこのパスタやきのこのピザなども良いかもしれません。

こちらにはシイタケはないのですが、イタリアのきのこもいろいろ種類があっておいしいですよ。秋になれば、有名なトリュフの出番です。この時期はトリュフのパスタやトリュフのリゾットなどを街中で手軽に食べることができますよ。

きのことスカモルツァチーズのピザ。きのこと燻製チーズを切ってのせているだけなのに、このおいしさは！お値段は3.5ユーロ程。

疲労回復を狙いたいという場合はピザ屋さん（どこのピザ屋さんでも）で、Pizza marinara（ピッツァ マリナーラ）をたのみましょう。

トマトソースとオレガノだけのシンプルなピザなので、疲れてしまって重いものは食べたくないという場合にはお奨めです。オリーブオイルやトマトは抗酸化食品の代表選手。滋養強壮にはピザの上にのっているにんにくも全部食べてしまいましょう。ローマのTrastevere（トラステヴェレ）という地域にはおいしいピザ屋さんが集中しています。

体調が崩れないようにするには何といってもストレスを溜めないこと。人はストレスを感じるとNK細胞（ナチュラルキラー細胞）という、体内を常にパトロールしながら異常を見つけるといち早く察して攻撃を開始する免疫細胞の一つが、ものの数分で力をなくすと言われています。

今回の旅行で見きれなかった場所は、次回のお楽しみにしておく位の軽い気持ちでいくのが良いかもしれませんね！

*この記事のタイトルをクリックしてページの下の方へ行くと、トラステヴェレの位置がわかります。