ノルウェーの名作絵本、虫歯兄弟が舞台化/オスロで演劇鑑賞

公開日 : 2015年02月27日
最終更新 :
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ノルウェーで最も有名な絵本(!?)が舞台化 Photo: Henriette Faye-Schjøll og Charlotte Øverland Våset. Foto: Solveig Jevanord/Oslo Nye

 ノルウェー語を学び始めたばかりの方や、オスロ在住でお子様連れの方におすすめの一本が、現在オスロ新劇場で開催中の「虫歯兄弟 カリウスとバクトゥス」(仮題)です。同作はノルウェーで生まれ育った人なら誰もが知っている名作。イェンスという男の子の歯に住み着いた、虫歯兄弟の短い物語です。「なぜまだ日本語に翻訳されていないんだろう?」と、筆者がずっと不思議に思っている絵本でもあります。

「歯磨きしないっと、虫歯兄弟がやってくるぞ!」

 歯磨きの教育にもよいために、海外でも多数翻訳されており、ノルウェーの幼稚園などでは必ず子どもに読み聞かせがされています。

 絵本とまったく同じ流れで演劇も進むので、本の内容をわかっていると、さらに理解することができるでしょう。ノルウェー語を学び始めたばかりの人にもおすすめです。

 35分と短い上演時間なので、子連れのお客様が中心となっています(3才以上のお子様向け)。言語はノルウェー語で、英語の字幕はつきません。舞台を鑑賞中は、虫歯兄弟が観客席にいる子どもたちに話しかけるシーンや、一緒に歌うシーンもあり、アットホームな雰囲気の舞台が印象的でした。

場所:Oslo Nye Hovedscenen

住所:Rosenkrantzgt. 10

料金:大人215NOK、こども145NOK

最終上映日:2015年3月28日

Text: Asaki Abumi

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