おいしいコーヒーを淹れるオスロで一番のバリスタは?2015年大会レポート
1月14日、ノルウェーの首都オスロでコーヒー競技会オスロ大会が開催されました。オスロをはじめとする各地区の優勝者は、2月25~27日に開催されるノルウェー全国大会へと進み、優勝者は世界大会へと飛び立ちます。
この日は、エスプレッソなどの3種類のドリンクを提供する「バリスタチャンピオンシップ」と、コーヒー抽出の競技会「ブリュワーズ カップ」という、2種類の種目のオスロ代表を決めるイベントとなりました。
首都オスロのカフェや焙煎業社出身の多くは、全国大会でもトップ入りすることが多いので、オスロ大会からの進出者たちは、この時点から大きな注目を浴びます。
2015年のバリスタコンテストのトップ3は、なんと全員がJava/Moccaの出身者!
JavaとMoccaは同系列で、2000年度の世界バリスタ大会の初代優勝者ロバート・トーレセン氏が経営する、ノルウェーを代表する有名カフェです。
バリスタ オスロ大会の結果
1位 リーセ・ルーモ (Lise Rømo)
2位 アレクサンデール・ハンセン(Alexander Hansen)
3位 ラスムス・ヘルゲボースタ(Rasmus Helgebostad)
リーセが1位になったことには、多くの人が驚いたかもしれません。
彼女はこれまでも何度か大会に出場しており、周囲をハッピーにする笑顔が魅力的な女性。
緊張を隠して、音楽のリズムにのりながら、ダンスしているようにプレゼンテーションをします。
審査員や観客を、見事に自分の世界観へと引き込みました。
優勝者発表の際には、彼女自身が一番驚いていて、
「誰がこの結果を予想してた!?」と、喜びを大爆発させていました。
彼女はオスロ大会の歴史において、恐らく2人目の女性バリスタになるそうです。
2位のアレクサンデールは、バリスタ大会と同時に開催された、コーヒー抽出の競技会ブリュワーズ カップ オスロ大会にも参加して、こちらでも2位!
3位のラスムスは、これまでも何度かバリスタチャンピオンシップでノルウェー代表となった、コーヒー業界の有名人。今回はブリュワーズ カップにも出場。
実は、彼はバリスタ大会には今年度出場する予定はありませんでした。緊張のために急遽リタイヤしたバリスタ(別のカフェ出身)がいたことから、突如、意思表示して参加することが決定。その場にあった器具などを借りて、本番を乗り切りました。その流れを考えると、3位に輝いたことは本当にすごい(そして、そんなドタバタもOKする大会のソフトな姿勢もすごい)。
ブリュワーズ カップ オスロ大会の結果
1位 オッド・ステイナール・トーレフセン(Odd Steinar Tøllefsen)
2位 アレクサンデール・ハンセン(Alexander Hansen)
バリスタ大会はトップスリー全員、ブリュワーズ カップは1位の人が、全国大会へと進みます。
大会中は、観客も楽しめるように、主催企業のソルベルグ&ハンセン(Solberg&Hansen)が、カッピング(みんなで楽しくコーヒーの味見)もおこないました。
2月後半の全国大会は国内中から強者が集まります。結果が楽しみですね。
カフェのSupreme Roastworks、Java、Moccaはオスロ観光でも立ち寄れるカフェ!
(Javaは現在一時クローズ中ですが年内前半には再オープン予定)。
おいしいコーヒーを淹れるバリスタたちが働くカフェに、ぜひ寄り道してみてくださいね。
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Photo&Text: Asaki Abumi
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