北欧ノルウェー発!注目の照明デザイナー Daniel Rybakken
首都オスロの冬の日没時間は平均15時と日照時間が短いノルウェー。北欧を代表する注目デザイナーとして、スウェーデンとノルウェーにオフィスを持つ一人のノルウェー人男性が注目を集めています。革新的で新しい照明デザインを発表し続けるダニエル・リーバッケン(Daniel Rybakken)です。
オスロにあるノルウェーデザイン建築センター「ドガ/DogA」では2014年2月2日まで入場料無料のリーバッケン展示会が開催されています。1月14日には同センターでリーバッケン氏を迎えてのトークショーが開催されました。
リーバッケン氏がデザインするのは「デイライト」、「日の光」です。ドガで開催されている展示会「新しい光/ Det nye lyset」では、これまで国際的なデザイン賞を受賞した作品の数々が並びます。展示会では、彼が造りだすデイライトが人間や空間構築においてどのような影響を与えるのかが考察されています。
写真の右手前にある作品は「Right Angle Mirror」。作品を眺める角度や場所によって、光の揺らめきや影のフォルムが芸術的に変化します。
1月14日に開催されたリーバッケン氏による1時間のトークショーには、デザイン関係者やデザイン学校に通う学生などが多く訪れ、会場は満席。主催者によると約160人が訪れたそうです。
「登る」という意味をもつ「Ascent」はその名の通り、照明ランプを上下に自由に動かしながら、光量を調節することが可能です。
リーバッケンとアンドレアス・エンゲスヴィーク(Andreas Engesvik)による、色と光のコンビネーションを楽しむことができる「ライト・トレイ/LIGHT TRAY 」。
写真の壁左側から飾られている細長い黒色の照明は「Counterbalance」。「カウンターバランス」は、天秤のように、黒い丸部分と細長い棒状の部分が互いにバランスをとっています。
今後も目が離せないリーバッケン氏。デザイン好きな方はオスロ訪問中にぜひ展示会を訪れてみてください。
場所:ノルウェーデザイン建築センター「ドガ/DogA」
開催時期:2014年1月7日~2月2日
入場料:無料
無料ガイドツアー(ノルウェー語):毎週日曜日14時~
住所:Hausmanns gate16
アクセス:オスロ中央駅より徒歩約10分
トラム11・12・13/17番でHausmanns gate駅より徒歩約3分
バス34・54番でJakobs kirke駅より徒歩約1分
Photo & Text: Asaki Abumi
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