2011年度ユーロビジョン・ソング・コンテストのノルウェー代表決定!

公開日 : 2011年02月13日
最終更新 :
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 ステッラ・ムワンギ(Stella Mwangi)はケニアを背景にもつ黒髪・肌色の濃い女の子。ブロンド・肌白というノルウェー人女性のステレオタイプを打ち破る外見から、移民層のノルウェー人からも熱い支持を受けています。 曲は「ハバ・ハバ」(Haba haba)というアフリカ風のノリノリの明るい歌。ケニアにいるおばあちゃんのことを想って書かれた曲です。

ハンデがあっても頑張り続けた24歳の女の子

 実は彼女はケニアでは既に歌手として多少知られた存在。Haba habaを売り込もうとノルウェーでも頑張っていましたが、("ノルウェーっぽく"ないことから?)何度もいくつかのレコード会社に断られていました。彼女の魅力に気付かなかったノルウェーの音楽会社は今頃後悔しているかもしれません。反対に海外のレコード会社はもともと興味を示していたとのこと。

 24歳のステッラが支持された理由として、「ハンデがあってもひとりで努力し続けてきたこと」がAftenposten紙などでも記事で取り上げられています。4才の頃からノルウェーで生活し始め、歌手を夢みて、売り込みから、曲作り、グランプリ予選のコスチューム作りをはじめとして、努力し続けたステッラ。その「頑張る姿」から、2009年ユーロビジョン・ソング・コンテストでノルウェーを優勝に導いた、「アレクサンダー・リーバクの到来」とも言われています(彼もまた夢を諦めずに頑張って成功したひとり)。

 今回のステッラの曲は昨年のノルウェー代表、Didrik Solli-Tangen の"My Heart Is Yours"よりは、リズム感もあって楽しい曲。去年よりは母国の活躍に期待をかけるノルウェー人も多いかもしれません。母国よりスウェーデン代表に期待していた去年のノルウェーの様子の記事はこちら

 ヨーロッパ最大の欧州歌合戦、今年はどの国が活躍するのか楽しみです。

参考記事 Aftenposten紙「Stella vant Grand Prix」

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