村上春樹氏がノルウェーに!

公開日 : 2010年06月08日
最終更新 :
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数週間前のニュースなのですが、大手新聞Aftenpostenの「ムラカミがノルウェーに」という記事が話題を呼んでいました。

8月に「文学の家」でムラカミ・フェスティバル開催予定

 オスロにある「文学の家」(Litteraturhuset)は文学博物館のような所で、多くの文学系中心のイベントを開催しています。一般公開のセミナーや討論会も多く、これまで大勢の政治家や文学作家たちなどがここで講演会を開いています。

 その「文学の家」が長い間ゲストとして待ち望んでいたのがひとりが、村上春樹氏。「文学の家」は2007年にオープンしたばかりの新しい施設なのですが、オープン前から関係者たちは村上春樹氏をゲストとして呼ぼうと試行錯誤していたとのこと。今回長年の夢であった彼のゲスト来場が決定し、ノルウェーではトップニュースのひとつとして取り扱っていました。村上春樹氏がオスロにいらっしゃるのは8月20〜24日が予定されています。

ノルウェーでも大人気

 ノルウェーでも彼の著書は大変話題になっていて、私が日本人と知ると、「ハルキ・ムラカミの本読んだよ!」と反応するノルウェー人が大勢います。もちろん「ノルウェイの森」も人気ですが、他の作品も多くのファンに愛されています。ノルウェー語にも訳されてはいますが、ノルウェー人は元々英語を母国語のようにペラペラと話す人が多いので、英語版で本を購入している人が多い印象が。

 日本で「ノルウェイの森」が今年の12月に映画公開されるようですが、日本映画は他にも数本オスロで上映されているので、本作もいずれノルウェーでも公開される確立が高いかもしれませんね。

7月にムラカミ・フェスティバルのプログラム発表

 今回の村上春樹氏の訪問を記念して、「ムラカミ・フェスティバル」が企画されているようです。内容は7月に発表予定とのこと。8月の同氏のノルウェー滞在中に行われるイベントでは、他にもゲストとしてノルウェーの作家Mattis Øybø 氏や、Jens Johansson氏、村上春樹氏の本を翻訳したIka Kaminka氏も講演会ゲストとしていらっしゃるそうです。そのうちのひとり、Frode Grytten氏は村上春樹氏のファンで、以前も「文学の家」で過去に2回村上氏についての講演会でスピーチをしたそうです。

チケット購入方法

 詳しいイベント内容発表と、講演会のチケット販売(恐らく有料)開始は7月上旬になるとのこと。詳しいい情報は、今後「文学の家」のニュースレターで情報配信していくそうです。

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写真は本屋にて。ノルウェー語バージョンの『ねじまき鳥クロニクル』(Trekkoppfuglen:写真左)と『ノルウェイの森』(Norwegian Wood:写真右)。

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