優雅な気分になれる兵庫県公館
神戸特派員に任命されました林秀代です!実は私、このブログでは「初めまして」ではないのですよ。2008年の北京五輪の頃には北京特派員を担当していました。これからは神戸よりよろしくお願いします!
記念すべき第一回目にご紹介するのは、神戸に住んでいる人もあまり入ったことのない兵庫県公館。
あの、県庁前の大きな洋館です。
私も今まで何度も前を通ったことはあっても、恐れ多くて入れるわけないと素通りしていました。
ところがこの兵庫県公館、平日は2階の県政資料館が、土曜日だけは3階の迎賓館も一般公開されているのです。
フレンチルネッサンス様式の建物は、明治35年から兵庫県庁として使われ、昭和60年から兵庫県公館として今も活躍しています。屋根を見ると、うろこの屋根!お庭も手入れが行き届いていて、花壇には季節の花が咲いています。
これほど荘厳な洋館に入るのは、なんだか緊張・・・。
入ってすぐにある天井の高いロビーで出迎えてくれるのは大きな小磯良平の「The American harbor」をタペストリーにしたもの。各部屋には書や絵画などの美術品の展示もあり、ちょっと美術館気分。
3階の迎賓館は今も皇室や来賓の方々が来られたときに使用している現役施設。
回廊の明かりは小さなルミナリエのようですね。
1階の大会議室のシャンデリアは兵庫県の花のノジギクをイメージしたものだけに、かわいらしい。役所の建物ながら、優雅な雰囲気を照明が演出しています。
屋上には屋上庭園もあるので、お天気がよければのんびりベンチで休憩もできますよ。
館内はボランティアの方が何カ所かにおられて、部屋の説明をしてもらえます。
説明を受けると、「ホーッ」と納得できることが多いですよ。
それにしてもこんなステキな会議室、使ってみたいなあ。
突然ですが、クイズです。兵庫県の初代知事は誰だったでしょう?
ヒント:中学生以上なら、だいたいわかる明治の政治家。
答え:伊藤博文。
意外でしょう!当時は選挙で選ばれたのではなく、「官職」と呼ばれるもので任命されて知事職についたようです。わずか26歳で兵庫県知事になったというのは、なんて若い!
そんなこともわかってしまう県政資料館です。
兵庫県公館は、地下鉄県庁前駅すぐか、JRと阪神元町駅西口から北へ5分ほど坂を上がったところにあります。
2階の県政資料館も、迎賓館もいずれも無料で公開されています。
北野の異人館から坂を下って疲れたらちょっと入ってみるといいですね。
兵庫県公館
〒650-8567 神戸市中央区下山手通4丁目4番1号
Tel. 078-341-7711㈹
県政資料館 月曜日 - 金曜日 9:00 - 17:00、土曜日 10:00 - 16:00
迎賓館 土曜日 10:00 - 16:00
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