夏の爽やかメニューにヨーグルトスープとヨーグルトドリンク

公開日 : 2014年08月08日
最終更新 :
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ブルガリアのヨーグルトレシピのうちよく親しまれているものに、冷たいヨーグルトスープのタラトル(талатор)とヨーグルトドリンクのアイリャン(айрян)があります。どちらも年中食べたり飲んだりしますが、暑い季節には特にさっぱりおいしい食べ物です。例えば子どもの頃の夏の思い出に母親がタラトルを作ってくれた、ただお金がなかったのでオリーブオイルではなくひまわり油を入れたとも聞きます。ひまわり油は一般的な炒め物に毎回使う油です。

最近毎日作っているので手順を紹介します。

タラトル

・きゅうり

・ヨーグルト

・水

・ディル(ハーブの一種、あれば)

・オリーブオイル(お好みで)

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皮をむきいたきゅうりを左手に持ち、包丁できゅうりの断面に縦横に切れ目を入れて、最後に側面から切り落とします。

(きゅうりはズッキーニのように太くて皮が厚いので皮むき器でむきます。)

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きゅうりをまるごと一本刻んだ後、ディルを細かく刻みます。

(ディルは欲しくなければなくてもいいです。)

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ディルを入れた後、ヨーグルトと水を入れて混ぜます。

(順番逆でも構いません。)

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(お好みですりおろしにんにくを入れる人もいます。)

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一番単純なタラトルはきゅうり、水、ヨーグルトがあればできます。慣れた人だと作るのがとても早く、左手に握ったきゅうりの断面を包丁であらゆる方向に切り、勢いよく刻み落としていきます。空中できゅうりの「乱みじん切り」状態です。

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他のサラダも年中食べますが、暑い時期も特に嬉しいです。左から「大豆と小口ねぎのサラダ」、「レタスときゅうりのサラダ」、黒オリーブ、「トマトとコーンとシレネ(白チーズ)のサラダ」です。オリーブ以外はすべて『バルサミコ酢とオリーブオイルと塩』の手作りドレッシングがかかっています。

基本サラダにこれら調味料を直接ふりかけて全体を混ぜて食べられます。小皿に少しづつ調味料を入れて、レモン汁やマスタードを加えて混ぜる人もいます。この手作りドレッシングを知ってから市販のドレッシングに比べてサラダが一層おいしく感じられました。レストランでも何もかかっていないサラダが出てきて、皆自分でテーブルの上のバルサミコ酢とオリーブオイルと塩を混ぜ入れてから食べだします。

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ヨーグルトはデザートよりも調味料として料理に使われます。卵と混ぜてチキンスープの味付けや、卵と白チーズを加えてバニツァ(баница)というパイの中に入れて焼きます。あとはリゾットのような米料理にヨーグルトをかけたものは、おいしすぎてお腹が痛くなるほど食べました。以前は砂糖がないとプレーンヨーグルトは苦手だったのが、今では余裕でプレーンヨーグルトを食べられるようになりました。

アイリャン

当時5歳と7歳の姪がママが仕事で忙しく別室にいるときに、完全に自分たちでお昼ご飯を作っていました。そのメニューがこちら、「トマトときゅうりのサラダ」「ピーマンとりんごのサラダ」「缶詰のコーン」飲み物に「水」、ヨーグルト飲料「アイリャン」でした。左下の入れ物は小さな土鍋のような、壷焼き料理のギュヴェチェ(гювече)用ですがサラダに使ってみています。

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まったく大人が手伝わず果物ナイフや食事用のナイフでこれだけ準備できて洗い物までするのに感動しました。もちろん上記のドレッシングも自分たちでふりかけました。そしてこの姪たちが考えたメニューが日本ではあまり見かけないかもしれない献立だと思って感心しました。

アイリャンの作り方:

・ヨーグルト

・水

コップにヨーグルトと水を入れてかき混ぜると出来上がり!

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このアイリャンはピザ屋やパン屋でも飲料用冷蔵庫に白いプラスチックの容器に入って売っているので、コーラやジュースなど甘いものの気分ではなく、水だけははつまらないという時においしく召し上がれます。

(8月お題"8月の風物詩")

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